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善きことをした小学生・中学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
故郷に伝わる妖怪紹介アプリ製作 観光振興に一役
徳島県 三好市立下名(しもみょう)小学校 児童のみなさん
>この学校を詳しく知ろう
徳島県三好市山城町は、大歩危・小歩危峡などの景勝地として、また数多くの妖怪伝説が残る妖怪の里として知られる。「児啼爺(こなきじじい)」の故郷であり、2008年には、水木しげる氏が初代会長を務めた世界妖怪協会から、日本で2番目の「怪遺産」に認定されている。
この山城町の大事な資産である「妖怪」を観光客に紹介しようと、三好市立下名小学校の3年生から6年生14人が、藤川谷沿いの妖怪街道で使える無料アプリを作った。
観光客に妖怪の里をスタンプラリー感覚で散策してもらい、観光振興にも役立てようと同校が企画。町民手作りの妖怪モニュメント付近でスマートフォンのカメラをかざすと、児童が描いた妖怪のイラストが浮かび上がり、さらに近づくと児童の声で妖怪が語りかけてくる。
2017年1月、児童たちはアプリの仕上がりを確認するため、タブレット端末やスマホを手に妖怪モニュメントを巡回。アプリを起動すると妖怪のイラスト共に声が聞こえると、子どもたちから大きな歓声が上がった。
2月から始まった「山城妖怪めぐりスタンプラリー」に参加した観光客からは、妖怪になりきった子どもたちのしゃべりで、ひとつひとつの妖怪の雰囲気が伝わってくると、好評だ。
児童たちは「一生懸命つくったので、うまくいってよかった」と喜ぶ。同小では、今後も学校と児童を中心に地域全体を元気にしていきたい、と話していた。
(2017年3月掲載)
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