福岡県 香春町立香春(かわら)小学校 | ふるさとの歴史、3部作にまとめ町に贈る | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

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ふるさとの歴史、3部作にまとめ町に贈る

福岡県 香春町立香春(かわら)小学校 6年生のみなさん

2018年4月、香春町立香春小学校の6年生19人が町立歴史資料館を訪問。地域の歴史に詳しい町の職員を講師に、旧石器時代から始まったふるさとの歴史を学んだ。その後児童たちは、約8ヶ月かけて、香春地区の弥生時代と奈良時代、そして幕末期の3つの時代を調査。その成果を「香春物語」と題する歴史書3部作としてまとめ、2019年1月、町民センター内の図書室に寄贈した。

香春町の「弥生時代」は、4つの青銅鏡を出土した宮原遺跡、高坏等の土器や磨製石斧などの石器が発見された一本松遺跡など、多くの遺跡が発見されている。

「奈良時代」、大宰府へ向かう官道の宿駅として栄えた香春町は銅の産地として知られ、奈良の大仏造営にこの銅が使われたと伝えられている。児童たちはこの伝承を取り上げ、銅を懸命に採掘する住民たちの会話を冊子に盛り込んだ。

福岡県 香春町立香春(かわら)小学校 6年生のみなさん2

また「幕末期」では、幕府の第二次長州征討後、小倉藩は藩庁を小倉から香春に移した話から、同校内にある藩庁門から「どうすることが日本にとってよりよいのか、歴史に学びながら考え続けてください、という声が聞こえてくる気がする」と結ぶ。

「香春物語」の特色は、各時代を生きた人々の思いや言葉を想像し、物語に仕上げていることで、寄贈を受けた同町では「町の歴史をわかりやすくまとめてくれた」と高評価。児童たちは「たくさんの人に読んでもらい、町の歴史や文化に関心を持ってもらえれば」と願っていた。
(2019年2月掲載)

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