群馬県 上野村立上野小学校 | 悲しみ癒すマリーゴールド 日航機墜落事故「慰霊の園」に今年も献花 | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

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悲しみ癒すマリーゴールド 日航機墜落事故「慰霊の園」に今年も献花

群馬県 上野村立上野小学校 全児童のみなさん

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36年前の8月12日、群馬県上野村の御巣鷹の尾根に日航ジャンボ機123便が墜落し、乗客乗員520人が犠牲となった。翌年、現場となった上野村に、犠牲者を供養する昇魂之碑と慰霊塔、納骨堂を設けた「慰霊の園」が整備された。そして毎年8月12日に慰霊の園で慰霊式典が開催されている。

村立上野小学校の当時の児童たちは、犠牲者と遺族の心を慰めるため、できることをしようと、マリーゴールドを児童みんなで育て、慰霊の園に献花することを決めた。以来、児童が育てたマリーゴールドは、8月12日に執り行われる追悼慰霊式の会場「慰霊の園」に飾られてきた。

今年も全児童47人が、5月に種まきし、水をやり、草を除去するなど日々心を込めて世話を続けてきた。そして7月20日、100個のプランタ-に植えられたマリーゴールドを、公益財団法人「慰霊の園」に引き渡した。花は、慰霊の日には、慰霊塔と納骨堂を囲むように大きくてきれいな花を咲かせた。

群馬県 上野村立上野小学校 全児童のみなさん2

子供たちの活動は、遺族の心にも届き、「やさしい心づかいにとても感動しています」など、感謝の手紙も寄せられている。

例年、慰霊式典に児童代表が参列してきたが、コロナ禍のため昨年に続いて中止になった。同校の子供たちは、犠牲者を悼み、事故を風化させないためにも、学校の、私たちの伝統としてマリーゴールドを育てていくと、心に誓っていた。
(2021年8月掲載)

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