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善きことをした小学生・中学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
プール清掃前に生き物たちを救出 観察後、水路に放流
高知県 土佐清水市立下川口小学校 全校児童のみなさん
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「命を大事にし、元気で明るい子」の育成をめざす土佐清水市立下川口小学校。2021年度より全校児童が参加して、学校プールの清掃前に、プールに生息する水生昆虫などを採取、観察する授業を実施している。
高知県立足摺海洋館の提案でスタートした特別授業「生き物救出作戦」で、今年度は5月30日に開催し、全校児童16人が参加した。
水泳授業が終わった後の学校プールには、秋から冬にかけてトンボが、春になるとカエルたちが産卵に訪れ、アメンボやゲンゴロウたちも。プール授業が始まる頃は、生まれたヤゴやオタマジャクシが大人になり始める時期。これまでは、プール清掃の際に排水と一緒に流されてしまうため、清掃前に助けようと始まったのが「生き物救出作戦」だ。
当日は、初めに同館職員がゲンゴロウについて説明。「何種類ぐらいいるのですか」という児童の問いに、「世界に約4千種」と答えた職員から「新種もまだまだいるかも。土佐清水でも探してみて」との呼びかけに、子どもたちは興味津々。網を手に浅く水の張ったプールに入り、生き物たちを捜索。時折雨の降る天気だったが、子どもたちは「アメンボおる」「オタマジャクシ捕れた」「ゲンゴロウ見つけた」と多くの生き物たちを救出した。
終了後、助けた生き物についての授業を行い、児童たちは容器に入れた生き物たちを熱心に観察していた。
「今年もいっぱい救出できた」と喜ぶ児童たちは、元気に育ってと願い、同校近くの水路に放流。足摺海洋館の職員は、この授業を通して、土佐清水の豊かな自然や、身近な生き物に少しでも関心を持ってもらえたら、と話していた。
(2023年7月掲載)
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