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善きことをした小学生・中学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
ソーランスピリッツで除雪ボランティア
北海道 稚内南中学校 1、2年生のみなさん
日本の最北端のまち北海道稚内市の市立稚内南中学校は、生徒による「南中ソーラン」で、全国的にも知られている。1983年から取り組まれている「南中ソーラン」は、生徒同士の励まし愛、生徒と教職員との励まし愛、生徒と保護者との励まし愛の「3つの愛」によって育まれてきた。“最北の風雪、カモメ、漁師、そして海峡のまち稚内”を、生徒の心が一つになって表現するその踊りは、見るものに感動を呼び、「日本民謡民舞大賞」でグランプリ(総理大臣賞)を受賞したほど見事なものである。
この「南中ソーラン」の取り組みでもわかるように、同中生徒は、稚内のまちを愛し、地域の人々との交流をたいへんに大切にしている。貢献活動にも積極的で、今年の1月には、21日から23日までの3日間にわたって、独り暮らしのお年寄りの家などで除雪ボランティアを行った。
これは、先輩から受け継がれてきた同中生徒による伝統の地域活動で、総合的な学習の時間に、地域の人々と触れ合うことで、学校では経験できないことを学ぼうというもの。この冬の地域活動では、地域への感謝、寒さに負けず楽しく過ごすことなどが目的という。
除雪ボランティアには、1、2年生が参加。生徒は地区ごとに6人から29人の班を編制し、一度帰宅した後に担当地域の町民会館などに集合。独り暮らしのお年寄りの家を訪問し、元気な笑顔の挨拶をしてから除雪作業に取り組んだ。また、地域への感謝の気持ちを込めて、道路の横断歩道の除雪や地域の雪像づくり、子どもたちのための雪の滑り台づくりなどにも汗を流した。
稚内南中学校の生徒による除雪ボランティアは、お年寄りだけでなく、地域の人々から喜ばれ、感謝されている。生徒にとっても“喜ばれることが励まし”となっており、伝統の地域活動として長く続く原動力となっている。
(2008年3月掲載)
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