森林インストラクター | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

植物


森林インストラクターの仕事
 森林インストラクターとは、森林を訪(おとず)れる人たちに、森林の自然や、森林をつくる林業のことなどを解説したり、森林での野外活動の指導をしたりする仕事です。森林には、多くの人々が、樹木や野鳥などの自然観察、キャンプ、森林のきれいな空気の中でくつろぐ森林浴などの、さまざまな目的で訪れます。その人たちが、森林の中で、楽しく、安全に、有意義な時間をすごせるようにガイドするのが、森林インストラクターの役目です。また、森林が環境(かんきょう)のために果たしている貴重な役割について教えることも仕事のひとつです。森林に関する豊富な知識を持っている森林インストラクターに同行してもらうことによって、森林での体験をより充実(じゅうじつ)したものにすることができるのです。そのため、森林インストラクターは、森の案内人ともいわれます。

森林インストラクターにインタビュー
 森林インストラクターの仕事では、子どもたちのキャンプや、小・中学校の「総合的な学習の時間」の野外活動などのお手伝いをすることがよくあります。森の中を歩きながら、木や草や鳥の名前を教えると、子どもたちは、とても熱心に聞いてくれますし、質問ぜめにあうこともしょっちゅうです。魚つりをしたり、きのこを採ったりして食べることもあります。そんな時は、子どもたちは夢中です。でも、危険な行動はしないように、きちんと教えます。森の自然の中にいると、子どもたちの目が、だんだん生き生きとかがやいてくるのがわかります。それを見ていると、この仕事をしていてよかったと思います。森林は、今、大きな問題になっている地球温暖化や、生態系などの環境の問題と、大きくかかわっています。子どもたちにそういうことを知ってもらうのも、わたしたちの仕事です。
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