建築デザイナー | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

建築・不動産


建築デザイナーの仕事
 建築デザイナーは、住宅やビルなどの建築物をデザイン・設計するのが仕事です。仕事の多くは、住宅のメーカーや販売(はんばい)店からたのまれます。販売店が仲介(ちゅうかい)して、家の購入(こうにゅう)希望者が建てる住宅が、注文住宅です。建て方や間取りなど、購入希望者や販売店関係者との打ち合わせが重要です。建て売り住宅は、販売店が建てたものを購入希望者に売る住宅です。販売店の意向にそってデザイン・設計します。
 デザインは、CG(コンピュータグラフィックス)で行い、3D(スリーディー、3次元)の立体図形で提示します。また設計は、CAD(キャド)というコンピュータの設計・製図装置を使います。この方面のコンピュータ技術に精通していることが求められます。
 建築デザイナーになるには、大学や専門学校で建築の基本的な知識や技術を身につけて、建築会社や建築設計事務所に入ります。また、国家資格である一級建築士や二級建築士の資格を取っておけば、建築デザイナーとしての信用も上がり、将来独立するのにも有利です。

建築デザイナーにインタビュー
 祖父の友人が、首都高速道路のデザインをしたそうです。子どものころ、高速道路にのるたびに父から聞かされました。大学は、美術系に行ったのですが、卒業旅行で東南アジアの国々を回った時、道路を建設している現地の人に出会って、子どものころの父の話を思い出しました。東京にもどって、建築系の専門学校に入り直しました。今は、道路や橋の専門のデザイナーとして、働いています。
 クライアントに提案をする時には、コンピュータで3Dの動画を使います。道路や橋は外観も大事ですが、実際使うのはそこを走る人たちですから、車で通行しているようなシミュレーションを、クライアントに見てもらうのです。わかりやすいと、なかなか評判です。実は大学のサークルで3Dのゲームを作っていました。思わぬところで経験をいかすことができました。

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