アクセサリー・雑貨デザイナー | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

インテリア・雑貨


アクセサリー・雑貨デザイナーの仕事
 アクセサリーデザイナーは、宝石や貴金属を使い、ネックレスやイヤリング、ブローチなどのアクセサリーをデザインします。会社で働く企業(きぎょう)内デザイナーと、個人で仕事をするフリーデザイナーに分かれます。どちらも、流行や買い手の好みの変化を考えながら仕事しますが、企業内デザイナーはコストを考えてデザインする必要があります。フリーデザイナーは独自の感性を生かした特色ある製品をデザインし、ときには製作まで行います。民間資格として、「宝石鑑別士(かんべつし)」があり、アクセサリー会社などで働きます。
 雑貨デザイナーは、日用品などの生活雑貨を、素材や形までトータルにデザインする仕事です。雑貨は、日常生活で使用することが多いので、洗練されたデザインはもとより、人間工学にもとづいた使い勝手がよい機能性が重視され、また、素材的には、安全性に優(すぐ)れたものであることが大切です。雑貨デザイナーを目ざすには、デザイン関係の専門学校や美術系の大学で学び、雑貨メーカーやデザイン制作会社で働いて、センスをみがきます。

雑貨デザイナーにインタビュー
 料理が好きでよく作るのですが、いつも使うボールや泡(あわ)立て器の使いやすさに、おどろかされることがあります。こうした、なにげなく使っている生活用品にも、昔、デザインしただれかがいるのです。何かをデザインするときには、頭の中でシミュレーションしてみて、使い勝手を想像することもあります。使いやすさの追求がわたしのモットーです。過去にグッドデザイン賞を受賞した製品は、わたしにとってはお手本で、なんとかその水準に追いつけないか、いつもながめています。
 高齢(こうれい)社会の日本では、握力(あくりょく)のおとろえを補う製品などが、求められるようになってきました。こうしたニーズにこたえられるように、これからもヒトにやさしいデザインを取り組んでいこうと思っています。

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