刑務官になるには
受刑者の社会復帰へ向けて適切な指導を行う
刑務所ならびに少年刑務所は、全国に69庁が設置されています。刑務官は、受刑者への指導を通じて改善更生し、社会復帰できるようさまざまな監督・指導を行っています。具体的には、罪を犯して刑務所、少年刑務所に入所している受刑者や少年の日常を監督し、社会復帰させるための職業訓練の指導や悩み事の相談など、正しい方向に立ち直るよう指導するのが主な仕事で、施設の保安警備の任務にもあたります。
また拘置所は、現在全国に8庁が設置されています。ここでの刑務官の仕事は、主に勾留中の被疑者、被告人を収容し、これらの者が逃走したり証拠を隠滅したりすることを防止するとともに、公平な裁判が受けられるように配慮することです。
刑務官として任務に就くにはまず、刑務官採用の国家試験に合格する必要があります。刑務官採用試験は、男子(刑務A)と女子(刑務B)に分かれており、試験年度の4月1日現在で17歳以上29歳未満の人が受験できます。高校卒業以上の人が多く受験しており、基礎能力試験 、作文試験、人物試験、体力検査等が行われます。採用後は、憲法、刑法、教育心理学、医学、護身術、体育などについて研修があります。
パンフをもらうと更に詳細な情報を確認できるので、職業研究の参考にしてください。
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