起業家になるには
確かなビジョンを持って新しい会社を創る人
起業家とは、一般的に「自ら新しい会社を創る人」のことを言います。つまり単に会社を辞めて独立するというのではなく、自分で新しいビジネス、あるいはビジネスチャンスを開拓し、それを事業として確立、成功させた人を指す場合が多いようです。
起業家には、誰にでもなれるチャンスがあると言えるでしょう。しかしそのためには、リスクを恐れず自分の夢やビジョンの実現に向けて、果敢に挑戦する強い意志や努力、さらに実行力など様々な能力が必要です。なによりも新しいことに挑戦するため、今までに経験したことがない様々な困難や壁が立ちふさがることでしょう。それらを自分の力と知恵で打ち破ることで、起業家としての道を切り開き、また経験を重ねることで確かな経営者へと成長していくのです。
特別な資格は必要としませんが、会社の設立や経営を行うには多くの専門知識を必要とするため、最近では「中小企業診断士」や「MBA(経営学修士号)」を取得する人が増えているようです。専門学校や大学・短大などで経営学や経済学、法学などを学ぶと同時に、顧客の心をつかむサービス精神やマナーなど、ビジネス社会で求められる基本的なルールを身につけておくことが必要でしょう。