デジタル映像処理になるには
コンピュータグラフィックスのスペシャリスト
ビデオカメラやデジタルカメラで撮影した映像や写真などに、コンピュータのグラフィックス用ソフトなどを使って映像処理を行います。
映像は、かつてのようにフィルムやビデオによるアナログ編集ではなく、いったんコンピュータに取り込んでデジタルで編集するのが一般的になっています。またマルチメディアやインターネットビジネスに必要なコンテンツの内容を充実させるためには、シナリオを的確に映像処理する表現力が不可欠です。そして動画配信にも注目が集まっており、動画の圧縮技術やストリーミング再生技術に詳しい技術者が求められています。さらに放送局などの映像制作の現場でも、デジタル技術を応用した映像機器が数多く使用されており、デジタル映像処理の技術者が必要とされています。それだけに、デザイナーやディレクターの指示に従ってデジタル映像処理をする技術者の存在は、今後より重要度が増してくると思われます。
デジタル映像処理の仕事をするには、コンピュータ系の専門学校などで専門知識や技術を身につけておきましょう。映像音響処理技術者やCGエンジニア検定などの資格を目指して勉強するといいでしょう。
卒業後は、コンピュータ関連企業やゲーム制作会社や放送局、映像制作会社などに就職します。マルチメディアやインターネットの進化に応じて新たな技術が要求されるので、常に勉強する姿勢を持ちましょう。