株式会社エルテス 代表取締役 菅原 貴弘 さん| 私の幼少期~両親の教え~ - 日本の学校

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  • 株式会社エルテス 代表取締役 菅原 貴弘 さん
私の幼少期 ~両親の教え~
(お名前の五十音順です)
※プロフィール等は取材時点のものですので
ご了承ください。

株式会社エルテス 代表取締役 菅原 貴弘さん プロフィール

記者の目

人生の指針になったのは、歴史小説の中の偉人たち。本を読むきっかけをくれた父に感謝しています。

祖父に教わったこと 一番になること、勝つことの大切さ

私が育ったのは、岩手県の紫波郡紫波町。人口約30,000人の田舎町です。自然豊かと言うよりも、うちはご近所から離れた山の中の一軒家。まさに、自然の中で暮らしながら、祖父は林業を営んでいました。物心ついた頃からずっと、菅原家の家長は祖父。とても厳しい人で、誰も逆らうことができませんでした。そんな祖父がいつも口にしていたのは、「分家に負けるな」。田舎ならではの代々続く本家・分家争いです。父の代も私の代も、本家・分家に同じような年頃の子どもがいたので、こっちは、あっちは、と入学する学校で比べたり、仕事で比べたり、はたまた購入した農機具の性能で比べたり。勝った、負けたと一喜一憂してはいましたが、それは人生における長く、ゆるい戦いで、子や孫にとって成長の糧となった「負けるな」だったと思います。

すぐに分家の子どもたちの中では一番になれましたが、一番身近な3つ年上の姉が頭の良い人で、なかなか追いつくことができませんでした。それでも一番になるには、姉は当然追い抜かさないといけない目標。自分は絶対に姉を抜かす、当然抜かすものだという揺るぎない自信と負けん気の強さは、祖父の「負けるな」が浸透しているからこそだと思います。

小学生の頃は特に成績が良い自覚はありませんでした。腕っ節の強いタイプでのガキ大将で、よく遊んでいました。リーダーシップという意味では、児童会の書記もやりましたが、あまり魅力はありませんでした。中学校に入ると、勉強が面白く、やればやるだけ成績が伸びました。いつの間にか姉も抜かすことができましたが、その頃には、もっと上を目指したい、一番を目指したい、自分もやれば東京大学に行けるのではないかという気持ちが芽生えていました。

祖父に教わったこと 多少無理をしてでも良い格好をする。見栄を張ることも大切

菅原 貴弘さん

祖父は見栄張りでした。田舎では「ホラ」と呼んでいたのですが、ホラはいいことだという認識でした。お金がなくても人に食事をおごったり、分家が2条刈のコンバインを買ったら、こっちは3条刈だみたいな感じでした。全てにおいて多少無理をしてでも良い格好をする、そんな人でした。

戦争とかで、味方が少ない時に旗をたくさん立ててたくさん人数がいるように見せるような、そういうハッタリは、私も実際に創業期に経験したことがあります。従業員が3人なのに30人くらいいるように見せかけるような。実際に打ち上げ花火を上げて、その後で努力して補完する。そんなハッタリができるのは、祖父の見栄張りを見て育ったから。その影響があると思います。


父に教わったこと 本を読む姿を見せる。歴史小説をすすめる

菅原 貴弘さん

父は、林業を営んでいる祖父からの紹介で森林組合で働いていました。朝、普通に出勤して、夕方帰ってくる。残業で帰宅が遅くなることもなく、夕食は家族みんなでが当たり前でした。私が高校生のときは、学校までがかなり遠かったので、父の運転で毎日送り迎え。色々なことを話しました。そんな父は、これと言って趣味はなかったものの、本をたくさん読む人でした。幅広いジャンルの本が家に揃っており、その影響で、私も幼い頃から本を読むようになりました。学校の成績や進学などで何か言われたことはなく、勉強についてはまったく口を出さない父でしたが、本を読む姿を見せることが言葉の代わりだったのかもしれません。小学生の頃に父からすすめられたのが、宮城谷昌光作『孟嘗君』で、ここから歴史小説が好きになりました。


父に教わったこと 頑張れば達成できるような目標を立てて子どもをやる気にさせる

生まれも育ちも職場も、ずっと同じ町にいることが自然で、本ばかり読んでいる父ですが、ふと思いついて目標を掲げ、子どもたちにご褒美を約束する、そんなことが多くありました。特に覚えているのは、高校受験のとき、志望校である函館ラ・サールと盛岡第一の両校に合格したら、払うはずだった片方の入学金を「お前にやる」と言い出したことです。父なりのエールだったかもしれませんが、母に相談もしないで言うのです。無事に受験が終わり、両校合格したので、母に「受かったから、くれよ」と言ったら「貧乏なのに…」と泣かれました。うちの懐事情はそっちのけで思いつき、広げた大風呂敷だったようで、「約束は約束でしょ」と思いながらも受け取ることはなく…。だから、中高生の時、「本ならどれだけ買ってもいい」と父が言ったときも、結局本を買ってくれませんでした。

どうせ空約束をするのなら、子どもたちが出来ないようなことを言えばいいのに、頑張ったら達成できるようなことを言うから、つい乗せられて頑張ってしまい、ご褒美の約束が果たせない...その繰り返しでした。子どもをやる気にさせるのは上手だったのかもしれません。


母の影響 いなくなって改めて感じた母の存在感今でも自分の中に残っている母からの愛情

菅原 貴弘さん

母は、高校一年生の時に他界しました。口うるさく叱られたかもしれませんが、優しい印象が強く残っています。小さいころは、弟が生まれた時点で祖父母と寝るようになったので、関わった記憶があまりありませんが、小学校入学前に女の子の友だちに木をぶつけられて、それに対してとても怒ってくれていたことを覚えています。

高校生の時に亡くなって、その存在感と有り難さをとても感じました。持論ですが、成功する人って、親が倒産していたり若くして親を亡くしていたり、人よりも苦労をしている人が多いと思っています。起業をして、借金を多く背負ったときもありましたが、母が亡くなった時の苦労を思えば踏ん張ることができました。


偉人たちに教わったこと 子どもの頃から歴史小説に親しみ、偉人たちがたどった歴史から人生のヒントを得る

本を読む父の姿や助言から、これまでたくさんの本を読んできました。中学校後半くらいには歴史小説にはまり、司馬遼太郎や三国志、宮城谷昌光など多くの本を読みました。一番影響を受けたのは、『プルターク英雄伝』。若い頃から多くの苦難を越え、ローマの再興を考えてビジョンを構築したジュリアス・シーザーを目指そうと思えた1冊です。起業の動機にもなりました。また、大学時代には、本を読み進めるうちに大前研一さんの書籍に出会い、「英語」「パソコン」「会計」の重要性に気づいて、それぞれ勉強を進めたことも。幼い頃から今日まで、様々な本を読んできましたが、やはり私が必要とするのは、歴史上の偉人たちを描いたもの。偉人が偉人と呼ばれるまでになった歴史には、私たちが大きな分岐点に立ったとき、取捨選択に必要なヒントがあると思うのです。どう進むべきか、何を優先するべきか、誰もが多かれ少なかれ下さなくてはいけない決定の瞬間を賢く迎えるために、歴史小説は役立つと思っています。

プルターク英雄伝

ギリシアの伝記作家プルタルコスによる伝記集。ギリシアの政治家や軍人の生涯を記し、似通った生涯を送ったローマの人物の伝記を並べて紹介している。日本では一般的に「プルターク英雄伝」と呼ばれているが、「対比列伝」の訳語の方が正確である。文学としての価値だけでなく、史料としても評価が高い。劇作家シェイクスピアが本書に基づき「ジュリアス・シーザー」や「アントニーとクレオパトラ」などを執筆したことでも有名。対比されている主な偉人は、ギリシアのテセウスとローマのロムルス、アレクサンドロスとカエサル、デモステネスとキケロ、リュクルゴスとヌマなど。

仕事について

株式会社エルテス

インターネットが広く普及するにつれ、人は多くの情報を瞬時に得ることができるようになりました。その利便性はとても高いものの、それと同時に、様々なリスクも同じように高まっています。サイバー攻撃による情報漏洩やネット炎上、風評被害など数多くのトラブルの危険性が報じられる中、企業が安心して本業に専念できるように、ネット上のトラブルの予防や対応についてコンサルティングを行っています。

SOCIAL RISK

Twitterやインスタグラム、Facebook等のSNSやスマホやタブレット等気軽に発信のできるツールが発達し、企業や著名人のネット炎上件数は年々増加しています。

当社は、独自の技術により、炎上などのトラブルをいち早く検知することができます。また、大学等の複数の研究機関との共同研究により、トラブルの原因になる可能性のある画像を見つけるシステムの開発や、みなさんが普通に書き込みをしている言葉をコンピュータで自動的にチェックできるようなシステムの開発にも取り組んでいます。起きてしまったトラブルに対しては、今まで研究してきた知識や豊富な実績からどのように対応したらよいのかアドバイスして解決に導きます。

リスクモニタリング

24時間365日、Twitter、Facebook等のSNSやネット掲示板といったインターネット上の投稿を監視します。AIを用いて120メディア以上から収集した記事を4時間に1回以上専門のスタッフが目で確認し、危険度の高い内容を含む投稿が確認された際は、緊急通知からトラブル対応の相談・提案まで実施します。

研修・ルール策定

企業が炎上リスクから身を守るためには、次の2つの体制を事前に整えておく必要があります。
  1、企業の内部から炎上の火種を生じさせないための組織体制
  2、トラブル発生時に迅速かつ適切に対処するための組織体制

当社では、WEBリスクに関する広く深い知識を社員に身に付けさせるための研修を承っています。全従業員向けに過去のトラブル事例の学習、トラブルを起こさないための予防方法についての学習、確認テストなどを行うものや、管理職や専門部署向けに、より具体的な対処方法などを解説するものまで幅広い研修を承ります。

INTERNAL RISK

日本企業の情報漏洩などのトラブルの原因は「不正な情報持ち出し」「管理ミス」など約8割が内部から発生しています。ところが、サイバー攻撃などの外部からの攻撃に対する対策は進んでいるものの、企業内部が原因となるトラブルに対する対策は導入が進んでいないという企業も多いです。

このような状況を受けて、当社では、企業内のパソコンなどの履歴や管理情報を統合的に分析し、内部からの情報漏洩・内部不正リスクを調べ、報告するサービスを開発しました。

内部脅威検知

企業内のパソコンやプリンターなどのOA機器の使用履歴など、膨大なデータから「ヒト」の行動を解析し、企業内部での「異常行動」や、その「動機」「可能性」「兆候」を持つ人物を見つけ、重大な問題の発生を未然に防ぐことのできるサービスです。情報持ち出しや不正行為などのセキュリティ対策はもちろん、そのようなメンタルヘルスなど従業員の心の健康状態を早期に見つけて治療を促したり、企業を退職してしまう危険性を早期に発見して話し合いの機会を設けたり、従業員間のコミュニケーションなど企業として見つけにくい隠れた問題を明らかにして、よりよい環境で働くことのできる労務管理でも活用することができます。

2018年9月掲載

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