高校生が好きな歴史上の人物 第2位「坂本龍馬」に学ぼう! 高校生ランキング レポート
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    第2位「坂本龍馬」に学ぼう!

    ライフ

    2020.12.18

    みなさんの「好きな歴史上の人物」は誰ですか?

    高校生のみんなに「好きな歴史上の人物」を聞いてみたところ、第2位は「坂本龍馬」!

    そこで、坂本龍馬のすごいところや名言、坂本龍馬を題材にしたオススメ小説をご紹介★

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    「坂本龍馬」を好きな理由

    ・かっこいいから(高3・山形県・男子など)
    ・近代日本の幕開けへの貢献(高3・東京都・女子)
    ・薩長同盟を成立させたのがすごいから(高3・愛媛県・男子)
    ・自分の信念に従って行動するところ(高3・埼玉県・女子)

    高校生のみなさんが龍馬を好きな理由は、「かっこいい」「貢献」「挑戦」など。龍馬の信念に基づく「行動力」であることがうかがえますね!

    「坂本龍馬」のすごいところ

    1862年
    土佐藩を脱藩。勝海舟との出会い!

    土佐藩の下級武士、18歳の龍馬は剣術修行で江戸に訪れ、ペリーの黒船来航を目撃。攘夷(外国排除)に傾倒し、今こそ立ち上がらなければならないと感じ脱藩します。

    勝海舟の「海軍を作り外国との交易で日本を強くして、外国と対等に渡り合う」という考えに感銘を受けた龍馬は勝海舟の弟子になったと言われます。また薩摩藩・西郷隆盛からは、外国の高い技術力に対する日本の遅れなどに気づかされます。

    脱藩の身で移動が困難にもかかわらず、様々な要人に会って新しい考え方や情報を集めていく、その情報収集力は龍馬のすごいところです。

    1865年
    日本発の株式会社「亀山社中」を結成!

    龍馬は、薩摩藩・西郷隆盛の援助を受けて長崎に日本初の株式会社「亀山社中」を結成。武器商人グラバーとの銃の取引を開始し、藩に銃などを卸すようになります。

    亀山社中は「海援隊」となり、海軍・貿易会社として活動し始め、のちに岩崎弥太郎が三菱商事などに発展させる礎となりました。

    龍馬のどんな相手に対しても発揮される交渉力の高さは、当時、珍しかった外国との取引をも成功させたことからもうかがえますね。

    1866年
    「薩長同盟」の締結!

    薩摩藩、長州藩ともに交友関係を築いていた龍馬は、敵対関係にある両藩が手を結べば倒幕に向けた大きな勢力になると考え「薩長同盟」締結に向けて奔走し、実現させます。

    薩長同盟が実現したことで幕府に対抗できる勢力が誕生し、徳川慶喜により大政奉還がなされ、明治へと新しく時代が動くこととなりました。

    薩長同盟の実現には、龍馬の持ち前の交友関係の広さを生かして両藩の交渉の場を設け、また、亀山社中を経由して薩摩藩の武器や軍艦を長州藩に運ぶなど実質的なつながりも作ります。龍馬の実行力が高さがうかがえますね。

    「坂本龍馬」の名言

    時勢に応じて自分を変革しろ

    「その時代や状況に応じて、自分を変えられるような柔軟性を持て」

    外国に対して日本が遅れていると気づいた時、倒幕に向けて時代が動いている時、龍馬は今までの考え方に固執するのでなく、自分自身が時流を捉えて変わっていかなければならないと感じていたのではないでしょうか。

    高校生のみなさんも、コロナの影響で高校生活が大きく変わり、世の中が早いスピードで変化していることを感じているでしょう。これからの世の中を生き抜いていくために、自分の考えや知識に固執するのでなく、変化を受け入れて柔軟に対応していきたいですね。

    人の世に失敗ちゅうことは、ありゃせんぞ

    「生きている中で、失敗というものはない」

    龍馬は、攘夷に傾倒し脱藩、勝海舟に感銘し開国に、そして倒幕の方向へと次々と考え方を変化させています。しかし、それを間違いや失敗とせず目標達成の通過点とすれば、結果は成功しかありません。一見、失敗に見えても、それは貴重な経験で成長の糧になります。目標を諦めない限り、失敗はないのです。

    高校生のみなさんも、失敗して落ち込むことはあるかもしれません。でもその目標を諦めず、再チャレンジして成功することができれば、上手くいかなかったことは成功への道筋の一部になります。目標を諦めずに、粘り強く挑戦していきたいですね。

    「坂本龍馬」オススメ小説

    竜馬がゆく(全8巻)
    著 者:司馬遼太郎
    出版社:文藝春秋

    愛読者が多い司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」。全8巻から成りページ数もかなり多いですが、時代背景や人物の心情が丁寧に描かれています。読み始めると、高校生のみなさんも物語に引き込まれていくでしょう。

    物語は、龍馬が18歳の時、剣術修行の旅立ちから始まります。旅立ちに際して、姉・乙女は「龍馬が12歳でも寝小便垂れだったこと」「塾に通うも覚えが悪く先生に見放されたこと」しかし「道場通いで別人のように成長し、龍馬は強いという評判が立つようになったこと」などを思い出します。

    そんな龍馬が、時代の転換期にどのように成長して大業を成し遂げるのか、小説を通して龍馬の人生をぜひ感じ取ってみてください。

    あとがき

    いかがでしたか?コロナ禍で世の中が大きく変化している現在、幕末の激動の時代に活躍した坂本龍馬から生き抜くためのヒントが得られるかもしれません。
    高校生のみなさんにとっても、何かヒントとなることが見つかれば嬉しいです★


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