鈴鹿医療科学大学医療健康データサイエンス学科の詳細情報

医用工学部医療健康データサイエンス学科

ＡＩ(人工知能)統計分析などの手法を活用し多様なデータを読み解き、社会の課題解決に貢献するデータサイエンティストを養成する

医療健康データサイエンス学科の特長

学部・学科・コースについて

■2年次夏季に分かれる２つの専攻

1年次に基礎分野と専門基礎分野の学修を行い、2年次の夏季に以下の２つの専攻に分かれます。
●データサイエンス学専攻
【めざす職種】データサイエンティスト、ICTエンジニアなど
●診療情報管理学専攻
【めざす職種】診療情報管理士、医療事務職など

資格について

■院内に張巡らされている医療情報ネットワークの運営管理を支える　診療情報管理士、医療情報技師
診療情報管理士、医療情報技師は、病院や医療機関の診察で患者さまの診療データを電子的に記録したり、データ処理をすることで、病院の業務がスピーディーかつスムーズに行うようサポートします。また医療情報技師は、診療業務に関わる医療情報システムの企画および運用管理・保守など、診察を滞りなく進める病院システム全般を担います。近年、病院情報システムの導入が著しく進むなか、膨大な医療情報を分析し、経営管理や診療管理に有効に利活用する専門性と使命感が必要とされる仕事です。

■国家試験に完全対応のカリキュラムで、合格を勝ち取る
本学では、教育に力を入れるのは当然のことながら、医療・福祉専門職の国家資格を取得することにも重点を置いています。経験豊富な教員による指導のもと、実践的な授業と医療現場で通用する技術を養う実習を行っており、その都度、国家試験の重点ポイントについて的確にアドバイスを受けることができます。通常の授業以外に国家試験対策講義、集中講義、模擬試験等を実施。また、模擬試験の成績が合格に満たない学生に対しては、補習、個別指導を行う等、一人ひとりへのきめ細やかな指導で国家試験合格を徹底的にサポートしていきます。その結果、本学では毎年全国平均を上回る、国家試験の合格率を誇っています。

■チーム医療の一員をめざし、実際の医療現場を体験する「臨床実習」
各専門職の資格を取得し、医療現場で活躍するには、大学教育における臨床実習は不可欠なものです。本学は、医療現場を早期から見学・体験し、充実した学内の設備で学んだ上で医療機関での臨床実習に臨みます。実際に患者様と接することで、習得した知識・技術の理解を深めるとともに、医療スタッフとしての心構え・責任感を養い、目的意識・学習意識の向上も図ります。

学べる内容

■基礎から実践まで効率的に学べるカリキュラム

入学初年度の導入教育では「フレッシュマンセミナー」、「コンピュータ科学基礎」、「インターネット」を学びます。「フレッシュマンセミナー」では、ゲームを通じて学生や教員とのコミュニケーションを図ります。「コンピュータ科学基礎」と「インターネット」ではコンピュータとインターネットの基礎を理解します。専門科目では、プログラミング、情報工学、解剖や医学、医療制度を学び、情報と医療を両面からしっかりと学ぶことができます。

施設・設備

■病院で利用される情報システムを触って感じることができる環境

病院で実際に利用されている「電子カルテ」の実習、また、CT、MRI画像処理、最新の医療情報システムを早期から触れられる実習環境を整えています。さらに、本学科専用のコンピュータ実習室を整え、プログラミング、レポート・課題作成や自主学習などに利用でき、学生の学習意欲の向上にもつながっています。

卒業後の進路

■幅広い卒業後の進路

２つの知識とスキルを活かせる方面に就職しています。
・病院の運営に必要な医療制度と臨床及び医学に関する知識
・コンピュータシステム・プログラミング・データベース・統計学など

〇上記両方を活かした就職先
病院事務系（診療情報管理士、病院内のネットワーク・クライアント管理などを行なう情報管理部門、事務総合職、医療事務など）、病院情報システム開発系企業（電子カルテ・オーダリングシステム・部門システムなどの病院情報システムの開発）など
〇コンピュータシステム・プログラミング・データベース・統計学を活かした就職先
自治体システム、社内システムなどの開発系企業、組み込み系企業（自動車、航空機などのコンピュータ制御システム開発など）