【特集】川真田紘也選手からの高校生へのメッセージ | 日本の学校

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アスリートからの熱いメッセージ

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川真田紘也選手 プロフィール

川真田 紘也選手

バスケットボール選手 長崎ヴェルカ所属
男子バスケットボール日本代表

PROFILE

1998年6月16日生まれ。徳島県出身。中学1年生からバスケットボールを始める。ポジションはセンター。城南高校を経て、天理大学に入学。在学中に佐賀バルーナーズと特別指定選手契約を結ぶ。卒業後、滋賀レイクスでプロデビュー。2023年に日本代表選出され、ワールドカップに出場。2024年パリオリンピックでは惜しくも最終選考でメンバー入りを逃したが、リザーブとして帯同した。2024-25シーズンより長崎ヴェルカへ移籍。

川真田紘也選手の学生時代は・・・

高校時代のバスケが、“走れるビッグマン”の基礎に

川真田紘也選手写真
 バスケットボールを始めたのは中学1年生の時。最初は陸上部に入ろうと思っていたのですが、専門の指導者がいないと聞いて、友達から誘われたバスケットボール部に入ったんです。でも実は陸上部には指導者がいたということを後から知りました。そんな勘違いから競技を始めたのですが、すぐに辞めなかったのは、やってみるとすごく楽しかったから。両親が体育教員ということもあって、小学生の頃から陸上、ラグビー、バレーボールなどさまざまなスポーツを経験してきたのですが、バスケットボールが一番やっていて楽しく、自分に合っている感覚がありました。
 高校は地元・徳島県の城南高校に推薦で進学しました。城南高校のバスケットボール部は練習量が多く、とにかくたくさん走った記憶があります。印象に残っているのは、練習試合の開始30秒で先生に怒られ、外周10周を走らされたこと。1周600mくらいあってかなりハードでしたが、後輩に見張られていたのでさぼれないなと思いながら走って……。走り終わったことを先生に報告したら、その後すぐに試合に出されたんです。あの時は本当に大変でしたね(笑)。当時は正直「なんでこんなに走らなあかんねん!」と思っていましたが、結果的に今、“走れるビッグマン”として高さと走力を売りにできているのは、当時の経験があったからこそ。自分の一つの武器になっていると感じています。
 僕にとって転機となったのが、高校3年生で出場した四国大会です。バスケットボールはもう十分やり切ったと感じていたのでこれで終わりにしようと臨んだのですが、その大会で天理大学から声を掛けてもらいました。天理大学のバスケットボール部は関西でもトップ層を走っているチームで、そんなところから声をかけてもらえるなんて、僕にも何か可能性があるのかなと思い、もうちょっと競技を続けてみようと考えが変わったんです。ただ、両親や先生からは「そんな強豪校に行って大丈夫か」とめちゃくちゃビビらされました(笑)。もちろん僕を心配してのことだとはわかっていました。でも誰も実際に天理大学のバスケットボール部でプレーしたわけではないし、本当のところはわからないだろうとも思ったんですよね。最終的にはチャレンジしたいという自分の気持ちを信じ、進学することを決めました。

日本代表入りを果たし、さらなるレベルアップを目指す

外国籍の選手に負けないセンターに

川真田紘也選手写真
 天理大学のバスケットボール部に入部しましたが、実際は両親や先生からビビらされていたほど、厳しすぎる環境ではありませんでした。もちろん練習はとても厳しかったのですが、これまでとは違ったバスケットボールの面白さを知ることができて、たくさんの出会いにも恵まれました。バスケットボール部には80~100人くらいの部員がいたのですが、西日本のいろんな学校から部員が集まっていて、多様なプレースタイルや考え方に触れることができたんです。違うポジションの後輩からアドバイスをもらって刺激を受けることもありましたし、高校時代とは異なる戦術なども学びました。大学のバスケットボールでまた一段階、レベルアップできたと感じています。
 大学4年生になって「これからは自分たちの代が中心になる」と考えていた矢先、コロナ禍になり、思うように練習や試合ができない日々が続きました。でも逆に時間ができたことで、あらためて自分の将来をじっくり考えたんです。大学3年生の終わり頃からバスケットボール部以外の友人たちは就活を始めていて、話を聞くたびに「皆すごいな」と思っていました。僕は自分がスーツを着て毎日会社に行くという生活がどうしてもイメージできなくて……。絶対にバスケットボールに関わる仕事がしたいとは考えていたのですが、その中でも一番の理想はやっぱりプロのバスケットボール選手になることだと思い、チャレンジしてみようと決意しました。コロナ禍でプロチームにアピールできる機会は少なかったものの、限られたチャンスの中でなんとか結果を出し、在学中に特別指定選手としてプロチームの佐賀バルーナーズと契約することができました。
 契約後、Bリーグの試合にも出場したのですが、初めてシュートを決めた試合はやはり印象に残っています。まだプロの世界の右も左もわからない状態だったのでとても緊張していましたが、シュートが入った時には先輩方やお客さんが喜んでくれました。佐賀バルーナーズはまだ新しいチームでしたが、一つのチームのために応援に来ているたくさんのお客さんの姿を見て、「これがプロの世界なのか」と実感しましたね。
 大学卒業後に滋賀レイクスとプロ契約し、現在は長崎ヴェルカに所属しています。センターとしてプレーしていますが、センターは身体のぶつかり合いが特に多く、Bリーグでは外国籍の選手が多いポジションです。フィジカルの差などもあって日本人が活躍するのはなかなか厳しいですが、外国籍のすごい選手たちにどれだけ立ち向かっていけるか。そこに挑戦することが、今僕が感じているバスケットボールの面白さでもあります。コテンパンにやられることもありますが、どうやったら相手に勝てるだろうと考え、練習して、試合で実践する。それがうまくいった瞬間はめちゃくちゃ嬉しいし、楽しいんです。今後も基盤となるBリーグで結果を出しながら、日本代表としても活躍できるよう、レベルアップしていきたいと思います。

川真田紘也選手からのワンポイントアドバイス

選手としての価値を上げるための練習で、チャンスをつかむ

川真田紘也選手写真
 僕がプロになってから、学生時代にやっておけばよかったと感じた練習や、すぐに実践できるトレーニングについて紹介します。

(1)自分のポジション以外の練習もする……まずは自分のポジションに必要な練習をすることが前提ですが、プラスアルファとして自分のポジション以外も練習すると良いと思います。というのも、例えばセンターの選手がスリーポイントシュートも打てるとなれば、試合に出られる可能性が上がるかもしれませんよね。いろんなポジションができれば選手としての価値が上がり、チャンスが増えるはずです。練習時のポイントは、どんなプレーでも段階を踏んで少しずつやること。例えばドリブルなら、まずは強くつくところから始める。できるようになったら動いたり走ったりしながらドリブルする。最後は人を交えた練習をする。このように、一段ずつ階段を上るように練習するのが良いと思います。

(2)実践に近い方法で体幹を鍛える……バスケットボールは身体のぶつかり合いが多いスポーツなので、体幹を鍛えることはとても大切です。どれだけパワーがあっても体幹がなければ吹っ飛ばされてしまいます。定番のプランクも良いですが、僕はより実践に近い形でのトレーニングをおすすめします。例えば立った状態で横から人にぶつかってもらい、それに耐える練習など、プレー中のぶつかり合いを想定しながらトレーニングしてみてください。

 バスケットボールの中で、観客を沸かせる目立つプレーと言えば、スリーポイントシュートやダンクシュート、リバウンドなどをイメージする人が多いと思います。もちろん、こうしたプレーが得意であることは大きな武器です。でも、目立つプレーの裏にはいろんな選手の働きがあり、歯車の一つになるようなプレーも僕は立派な武器になると思います。僕自身が力を入れて練習しているのは、スクリーン。相手ディフェンスの動きを壁となって防ぐことで味方を助けられて、自分のシュートチャンスにもつながるプレーです。必要のない技術はないので、自分が得意だと思えることを伸ばしていってください。
 またチームスポーツにおいて、誰とでも打ち解けられる力も持っておいて損はないと思います。僕はたびたびムードメーカーだと言ってもらえるのですが、最初から誰とでも仲良く話せたわけではありません。変わったきっかけは、滋賀レイクスにいた頃に先輩から「人見知りでいるのはもったいない」と言われたことでした。確かに、選手やスタッフが変化する環境で、人見知りしていたらもったいないなと腑に落ちたんです。話してみたら案外気が合って仲良くなれた経験は皆さんもあると思いますが、僕はその「最初に話す」までの時間を取っ払い、とにかくまず話してみることを意識しました。するといろんな人が絡んでくれるようになり、先輩たちとも仲良くなることができました。学生時代は上下関係があるので難しいところもありますが、それでも、誰とでも楽しくコミュニケーションが取れるということも一つの武器になり得ると思います。

MESSAGE

川真田紘也選手から
みんなへメッセージ

川真田紘也選手写真

一本の芯を持って、自分の道を切りひらいてほしい

 高校生の皆さんに伝えたいのは、何かを決断する時には自分の意思を大事にしてほしいということです。親や先生など、周りの大人たちの言葉に耳を傾けることも大切ですが、最終的にアクションを起こすのは自分自身。だからこそ、どんな時も自分の気持ちに目を向けてほしいです。決断したことが結果的にうまくいかないことも、もちろんあります。でも例えば、行きたかった大学に行けなかったとしても、そこからまた「なりたい自分」に近づくための方法を考えていけばいいだけの話だと思うんですよね。失敗したと思ったことも、後からいくらでも巻き返していけるはずです。
 また、目標や夢に向かって進んでいると、落ち込むことや悔しい思いをすることもあります。でも、僕がいろいろ経験した今思えるのは、下を向いているだけでは何も変わらないということ。根性論かもしれませんが、落ち込むことがあっても結局は前を向いて走り出すしかありません。皆さんも、部活で先生に怒られたりした時に、「なんやねん!」と思うことがあると思います(笑)。それでも上手くなるためには、言われたことを受け止めて自分にできることを重ねていくしかありません。いつかドヤ顔で先生を見返してやる……ということは実際にはできないかもしれませんが、それくらいの気持ちを持つことは、前に進むためにとても大切です。失敗や悔しい経験もいつかは糧になり、自分の未来をつくってくれると思います。自分の中に一本の芯を持って、自らの手で道を切りひらいていってほしいです。

※掲載内容は2025年3月の取材時のものです。

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髙田 真希選手
髙田 真希選手(バスケットボール選手)
失敗を経験に変えるくらいのチャレンジ精神でいこう!
比江島 慎選手
比江島 慎選手(バスケットボール選手)
確かな目標があれば、きっと頑張れるはず!
栗原 三佳選手
栗原 三佳選手(バスケットボール選手)
どんなときも前向きに頑張ったから、今の自分が楽しい!
馬場 雄大選手
馬場 雄大選手(バスケットボール選手)
スポーツを通して、人として大事なことを教わった
渡嘉敷 来夢選手
渡嘉敷 来夢選手(バスケットボール選手)
自分らしさを楽しんで、今の時間を大事にしてほしい!
川村 卓也選手
川村 卓也選手(バスケットボール選手)
自分を貫き続けることから、個性は生まれる
竹内 公輔選手
竹内 公輔選手(バスケットボール日本代表選手)
今の時間を切磋琢磨して、有意義なものにしてほしい
田臥 勇太選手

2010年3月

能代工業高等学校 出身 ブリガムヤング大学 出身
田臥 勇太選手(バスケットボール選手)
大事なのは、情熱を持てること
五十嵐 圭選手
五十嵐 圭選手(バスケットボール日本代表)
好きという気持ちがあれば、打ち込める
森下 雄一郎選手

2007年11月

森下 雄一郎選手(プロバスケットボール選手)
まずは自分を信じて好きになって欲しい
佐古 賢一選手
佐古 賢一選手(プロバスケットボール選手)
プラス志向が、自分を高めるためにはとても大切

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一