アニメーターになるには
一枚の絵に命を吹き込む動画のスペシャリスト
アニメーターの仕事は、アニメーションに使われる絵(原画)を描くこと。一枚の絵を連続して描いて行くことで、キャラクターの動きや表情などを表現します。したがって、キャラクターにいかに豊かな演技をさせるか、いかにいい表情を出させるかが、アニメーターの腕の見せ所になります。アニメーションに使われる絵の枚数は膨大なものになるため、仕事量は多く、時には時間に追われて深夜までの作業になることもあるようです。アニメーターは担当する絵の種類によって、およそ3種類に分かれます。ひとつは動きのポイントとなる絵を描く原画家、次に原画と原画の間をつなぐ絵を描く動画家、最後に原画の統一やチェック、修正を行う作画監督です。そのほかに背景を描く背景担当や、セル画に色をつける色彩担当など、多くのスタッフの分業によって作画作業が行われます。最近ではアニメ作品のデジタル化が進み、CGデザイナーが作画に関わることも多くなっています。また、テレビのコマーシャルや実写との合成など、一見して分からない所にも多くのアニメーションが使われており、その利用範囲は広がる一方です。アニメーターには人や動物、物体の動きに対する研究や観察が不可欠で、どのように絵を動かすかというアイデアとテクニックも必要になります。加えて、正確なデッサン力、模写力、さまざまな動きを描き分ける技術などを、身につける努力も求められます。
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