専修学校服飾教員・洋裁教員・和裁教員認定の資格を取るには

【専修学校服飾教員】
　服飾関連の専修学校の専門課程を卒業すると、専修学校服飾教員となる基礎資格が得られます。専門課程の修業年数と、卒業後に修業した教育関係または関連業務年数と合わせて4年以上になると専修学校高等課程の教員資格が、6年以上になると専修学校専門課程の教員資格が取得できます。

【洋裁教員】
　専門学校においても家庭洋裁の範囲で学ぶことができますが、ほとんどの場合、希望者に師範科を設けていて、そこで規定のカリキュラムを学び、卒業すると能力により洋裁教員の資格が認定されます。
　洋裁教員資格の１つとして、一般財団法人ドレスメーカー服飾教育振興会が実施するドレメ式洋裁教員資格があります。助教・3級・準2級・2級・1級の教員認定証があり、手続きはドレメ指定校・認可認証校の各校長が申請し、書類審査されます。

【和裁教員】
　和装に関わる仕事として、和裁は古来より伝承されています。
　和裁教員認定については、一般社団法人日本和裁士会認定校で4年間和裁を学び、職業和裁検定の1級レベルになると、同会より和裁教員免許が与えられます。日本和裁士会発行の教員免状を取得するまでには5年を有します。
　全く経験のない人でも、専門学校で一つ一つ学べば確実に身についていく技術及び知識です。和裁教員に認定されると、和裁専門学校で教壇に立つことができます。女性が在宅でできる資格として、根強い人気があるほか、着物に関する知識を活かして和装メーカーなどに就職する道もあります。