国家公務員/地方公務員の資格を取るには

【国家公務員】
　国家公務員は、国全体の課題に対して果敢に取り組んでいくことが期待される職業です。魅力の一つとしては、社会全体のために自分の能力を活かせるとともに、日本全体を変えるという意味から、スケールの大きい仕事に取り組めることなどがあげられます。給与が比較的安定していることから、不景気には人気が上がると言われますが、安定だけを求めて志望するのではなく、これからの日本を支えていく重責を担う仕事だということをしっかりと心得ておきましょう。

【地方公務員】
　都道府県や地区町村など地方自治体に勤務し、公共的な業務を行うことで地域住民の暮らしを支えるのが地方公務員の仕事です。地方公務員の職種を部門別に分けると、「福祉関係を除く一般行政」「福祉関係」「教育部門、警察部門、消防部門」「公営企業等会計部門」があります。社会全体への貢献度が高く、景気に左右されずにリストラの心配が少ないため、人気のある職業といわれています。ただし、安定を求めて地方公務員になるという動機だけでは、地方自治体に暮らす人々に奉仕することはできません。財政難を克服しないといけない自治体もあれば、過疎化などで近隣の市町村と合併を余儀なくされている自治体も多数あります。これからますます複雑化する社会に柔軟に対応できる人材が求められます。