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善きことをした高校1年生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

今回の改正道路交通法の施行で、最高速度20km以下などの条件を満たした車体であれば、16歳以上ならこれまで必要だった原付バイクの運転免許なしで、車道や自転車道の走行(歩道は時速6km以下)が可能になり、ヘルメットの着用は努力義務になった。
当日は「事前に改正内容と注意点を広く知ってもらおう」と実施されたもので、高校生も免許なしで運転できることから、生徒たちは帰宅途中の高校生に「基本ルールを理解して安全運転を」などと声掛けし、チラシと反射ベルトのセットを手渡しした。
活動に参加した生徒は「チラシを配っても、法改正を知っている高校生は意外と少なかった」といい、高知警察署は「電動キックボードはバランスが取りづらく、転倒しやすい乗り物。免許不要とはいえ、車道を走るのでヘルメットを被ってけがを防いでもらいたい」と話す。
警察庁によると、改正後1ヶ月間で全国で発生した電動キッキボードの検挙件数は、信号無視約190件、通行区分違反約150件、交通事故7件など400件以上の違反があったという。
歩道爆走や2人乗りなどの違法運転なども目立つといい、生徒たちは「危険性も知ってルールを守って安全利用してほしい」と願っていた。

2023年2月には、同市の「ふるさと対話集会」で、高1の総探で組んだ3人組の生徒たちが市長らに桑を使用した食品のアイデアを提案したのを機に、産官学連携で「桑の葉ジェラート」を開発することになった。
商品開発に参加するのは、アイデアを提案した3名に加え、生徒会長とクッキング部のメンバー、市内の老舗料理店が営むスイーツ店。「世代を越えて、夢紡ぐまち 新・生活創造都市をめざす」市が、生徒のアイデアを生かしたいと、無添加にこだわった和菓子やジェラートを製造販売するスイーツ店に呼びかけた。
同店は、生徒の意見を参考に、桑の葉、牛乳、生クリーム、砂糖、同市川島町産の蜂蜜をベースにジェラートの試作を重ね、6月、同校で試食会を開催した。当日は生徒の他、対話集会の出席者も参加して、用意された桑の葉や蜂蜜の量、砂糖の種類が異なる3種類桑の葉ジェラートを試食した。
参加者からは味に関するものや、消費者の嗜好など様々な視点からの意見が出され、味の方向性が固まった。スイーツ店のオーナーは、高校生と市と産官学連携で新たな名産品となる「今までにないジェラートができるはず」と力を込める。
7月、改良したジェラートを再度試食し、生徒たちも満足のいく「桑の葉ジェラート」が誕生した。
8月、生徒たちは市役所を訪れ、市長に試食してもらい、高評価を得た。今後は、年末までに商品化し、市の新たなふるさと納税返礼品として、全国に広めていく考えだ。



機体形バトンは、同空港に就航しているANA(R)のボーイング737型機をモチーフにデザイン(長さ48センチ、幅40センチ)。式典の中で、来賓から小学生に機体形バトンとして手渡され、空港発展のバトンが未来を担う子供たちに繋がれた。
またコースターは、SDGsとアフターコロナに向けてみんなで力を合わせて前進していくことをコンセプトに、式典当日、萩・石見―羽田線利用客などに記念品としてプレゼントされた。材料は、江津、益田市内の事業所などから寄贈された飛沫防止用のアクリル板を再利用。30周年記念のロゴを中央に配置し、ボーイング737型機が力強く離陸する姿を表現。コースターには1年生が国語科の授業で書いたメッセージを添えるとともに、パッケージの水引の三輪の叶結は、青色で飛行機の形を示しており、家庭科の授業で制作した。また、水引の制作は益田養護学校、益田高校、益田翔陽高校の生徒も協力した。レーザー加工機でコースターを制作した生徒は、開港30周年記念という節目に協力できてよかったといい、「たった1枚のアクリル板から、ここまで作れる工業高校の技を知るきっかけになればうれしい」と話していた。




今年6月、みやき町民生児童委員協議会の会員17人が、同校を訪問。生活・福祉系列の生徒が、実習で使用する介護設備などを見学した。
同協議会とは、以前から福祉をテーマとした研修会を開くなど交流を深めている。会員たちは一人暮らしの高齢者宅への訪問活動もしており、今回は、2人1組になって、同校の介護設備を使って利用者との接し方や介護技術などの習得に挑戦した。
指導したのは「利用者一人ひとりに合った支援をしてほしい」と話す生徒たち。人形を使って正しいおむつの付け方や片腕が不自由な人に上着を着せる手順、杖を使った階段の上り下りの仕方、要介護者を介護リフトで移乗させる方法や介護浴槽の使い方、車椅子の利用者に負担をかけずに段差を乗り上げる方法などを、会員たちに実際に体験してもらいながら分かりやすく、ていねいに、実践的に教えた。
会員たちは「大変勉強になった」といい、「有資格者ではないので直接の介護はできないが、学んだことを地域の人に伝えていきたい」と感謝していた。
将来は地域の福祉リーダーとなれるような存在になりたいという生徒たち。今後も子供たちや地域の人々に、認知症や介護技術についての講習会や出前授業などを企画していきたいと話していた。


福島県 小名浜海星高校 模擬会社「海星屋(ひとでや)」のみなさん

水産クラブの生徒たちは、2022年春、製造から流通、販売、消費までの流れを学ぶ場にとの顧問の教諭の提案で、模擬会社「海星屋」を設立。同年5月、同社のショップ「ひとでや」を、水産校舎正面玄関内で初出店した。販売商品は食品システム科の生徒が実習で製造するサバの缶詰、サッカー日本代表専属シェフと共同開発した「サバカレー」、生徒が製作したキーホルダー、実習船福島丸を描いたTシャツやトートバッグに加え、顧問の母校、青森県立八戸水産高校のほたて貝柱の水煮缶詰などを揃えた。
月に1~2回、同高や市内の店舗などでオープンするショップは、全国の水産高校が製造する商品を紹介するアンテナショップとして一役買っている。これまで八戸水産高校、岩手県立宮古水産高校、愛知県立三谷水産高校の商品を販売。1商品ごとに担当生徒を決め、買い物客に商品の特長、魅力をアピール。人気商品は再度仕入れるなど、顧客ニーズに対応。
他県の水産高校との取引も増えてきており、その交渉は顧問の教諭が行っているが、部員たちは自分たちに任せてもらえるよう努めたいと話し、生徒間交流を深め、協力して水産高校を盛り上げ、将来的には全国の水産高校の商品を紹介する物産展を開きたいと、意気込む。
今後は、SNSなども活用しながら「海星屋」の活動をPRし、多くの人に来てもらい、水産高校の多彩な商品を知ってほしいと話していた。

同校の模擬店出店は、2019年、当時の2年生が、地元の教育活動に協力する北大大学院の教職員に「北大とのつながりを深めたい」と提案したのがきっかけ。しかし北大祭は、20年はコロナ禍で中止、21年はオンライン開催となり、22年、生徒会が先輩の思いを受け継ぎ、初出店を実現させた。生徒たちは、地元産ほたて入りの野菜ほたてカレーの販売の他、「小さな町ですが、チューリップ公園やサロマ湖、冬には流氷が訪れるオホーツク海を望み、自然と海産物が豊富な魅力的な町です」と来場者に声かけしながら、手製の観光パンフレットを配布した。カレーは、ほろほろの野菜や大きなほたてが入って食べ応え抜群。美味しいと好評だった。
今回は、販売する商品を野菜ほたてカレーや地場産牛肉入りの野菜ビーフカレー、土産品としても人気の高い地域特産のとら豆を使った抹茶プリンやブリュレや、チューリップをイメージしたクリーム大福やゴーフレットなど、地元の名産品をずらり並べた。模擬店前には町の観光地を紹介するのぼりや魅力をアピールするPR動画を放映。時折雨の降る空模様だったが多くの来場者が訪れ、昨年を上回る成果を上げることができた。「地元への恩返しの気持ち」という生徒たち。今後も北大との関係を続けていきたいと話していた。

6月には広島フラワーフェスティバルでユニセフ(国連児童基金)の活動に参加し、道行く人にウクライナを始めとする世界の子どもたちの現状を訴えた。
メンバーの活動は幅広く、ベルマーク・書き損じ葉書回収など。常時活動しているのは「ペットボトルキャップ回収」860個でワクチン一人分となり、校内3か所に回収ボックスを設けている。美鈴が丘公民館での「子ども食堂ボランティア」では、1階と2階を上がり下がりするスタッフの負担を軽減しようと配膳活動を手伝っている。また、毎年、美鈴が丘小学校の新1年生全員に、色とりどりの給食マットを作り、手作りのメッセージカードを添えて贈っている。
8月には公民館、小学生のオープンスペース「わわわの広場」において、小学生が夏休みの課題に取り組むことを支援したり、コミュニケーション麻雀などのレクをしたりして小学生や地域の方々と親睦を深める予定だ。
美鈴が丘地区の高齢者の見守り活動の一環である「まごころ弁当」の調理・配達活動など様々な活動を行うメンバーは「自ら進んで人のために力を発揮する」。ボランティア活動は、1人では難しいことも、同じ目的を持った人が集まり実践することで達成感や、自分の可能性を見出すことできるとその意義を強調。活動によって、地域の人の温かさにも気付いた。今後も地域の声に耳を傾け、困ったことがあれば手助けしていきたいと話していた。



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