ふぐ調理師の資格を取るには

※こちらの情報は2022年7月に主催団体HPより収集した内容になります。最新の情報は主催団体HPをご確認ください。

危険な毒をもつふぐを唯一調理できる専門家

 ふぐは内臓その他に強い毒性を持っており、そのふぐ毒は300度の加熱でも分解しないので、煮たり焼いたりしても無くなりません。とても危険なものなのです。そのため食品衛生法に基づき、有毒部位を除去処理したものしか、食品として販売することを認められていません。同法には、ふぐ調理師に関する要件は書かれていませんが、一部の都道府県では、ふぐ取締条例を定め、知事の免許を得た者でなければふぐの取り扱い(内臓の除去、調理・加工、貯蔵、販売)は行えないようになっています。そういった意味でも、ふぐ調理師の仕事はとても重要で、飲食業界では重宝がられる仕事といえるでしょう。

 ふぐ調理師の受験資格や試験内容は、各都道府県によって異なり、例えば東京都の受験資格は、調理師法により免許を受けている者で、ふぐ調理師のもとで2年以上ふぐの取り扱いに従事した者となっています。(資格の名称も、都道府県によってやや異なります。ふぐ包丁師と呼ぶところもあります。)

活躍の場

ふぐ処理施設、魚屋、スーパー、飲食店
受験情報
受験資格 (東京都の場合)調理師法に定める調理師免許を持っている方で、次のいずれかに該当する方 (1)東京都知事の免許を受けたふぐ調理師の下で、ふぐの取扱いに2年以上従事した者(2)ふぐの取扱いに2年以上従事した者と同等以上の経験を有する者
受験科目 (東京都の場合)学科試験:東京都ふぐの取扱い規制条例及び同条例施行規則等に関すること、ふぐに関する一般知識/実技試験:ふぐの種類の鑑別、ふぐの内臓の識別及び毒性の鑑別、ふぐの処理技術
受験料 (東京都の場合)19,700円
申込方法 (東京都の場合)東京都庁の臨時窓口まで必ず受験者本人が持参
試験方法・取得方法 (東京都の場合)学科試験(30問/マークシート方式)及び実技試験
問い合わせ
ふぐ調理師
(公的資格)
(東京都の場合)東京都福祉保健局 健康安全部 健康安全課
東京都新宿区西新宿2-8-1
03-5320-4358
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一