速記技能検定の資格を取るには

※こちらの情報は2022年7月に主催団体HPより収集した内容になります。最新の情報は主催団体HPをご確認ください。

話し言葉を記録し文章に書き直す仕事

 速記とは、話し言葉を速記文字や速記符号とよばれる特殊な記号を用いて記録し、それを再構成して整った文章に書き直す「反訳」までを行うのが仕事です。公的機関の議事録や、裁判の記録づくりなどで活躍する職業です。国会中継でその仕事ぶりを目にすることもあるのではないのでしょうか。近年ではICレコーダーなどで、録音することも多くなってきましたが、録音では聞き取れない部分があったり、機器の故障などの問題も存在し、まだまだ必要とされる技能です。さらに速記者は単に言葉を書きとめるだけでなく文字の校正能力、文章の組み立て能力も問われる専門家です。そのため、録音データから書き起こす仕事などを得ることも可能です。レコーダーを持ち込めない場所や、ちょっとした会議や電話中のメモなど日常の場面でも技術が役立つことが多いことでしょう。

 (公社)日本速記協会が実施する速記技能検定は、6級から1級までのレベルごとに分かれています。試験は朗読される問題文(CDによる再生)を速記し、反訳解答を作成します。上級になるほど朗読速度、朗読時間、問題文章量、正確度などが厳しくなっていきます。

活躍の場

国会・地方議会の議事録、裁判の記録、官庁・会社などの会議記録づくり
受験情報
受験資格 学歴・年齢等に制限なし
受験科目
受験料 1級6,000円、2級5,000円、3級4,000円、4級3,000円、5級2,500円、6級2,000円
申込方法 便せんに住所、氏名、志願票の希望枚数(個人申込みは2枚まで)を明記し、返信用封筒(必ず長3封筒を使用し、宛先にご自分の住所・氏名を書き、切手貼付)を同封して、協会に郵送してください。(※返信用封筒に貼る切手は、初めて志願票を請求される方は92円切手、2回目以降の方は82円切手)
折り返し協会より送られてきた志願票・受験票、3級以上の受験者は証明写真を用意して、これらを封筒に入れ、協会に郵送してください。
試験方法・取得方法 各級ごとに決められた速度で朗読された文章を速記し、それを一定時間内に反訳(速記文字を普通の漢字仮名まじり文に直すこと)、ミスの数が一定範囲内におさまれば合格
問い合わせ
速記技能検定
(民間資格)
公益社団法人日本速記協会
東京都豊島区高田3-10-11 KGビル4F
03-6205-9701
http://www.sokki.or.jp/kentei/

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ビジネス系の資格

株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一