【特集】神尾米選手からの高校生へのメッセージ | 日本の学校

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アスリートからの熱いメッセージ

アスリートからの熱いメッセージ

神尾米さん

神尾 米さん
(元テニスプレーヤー)

Profile
1971年11月22日生まれ。神奈川県出身。テニス好きの母の影響で、10才からテニスを始める。東海大学付属相模高校卒業後にプロに転向、ブリヂストンスポーツ専属プロとして、92年の全豪オープンをかわきりにグランドスラム大会で活躍し、95年には自己最高WTAツアーランキング24位にまでのぼりつめる。その後、肩の故障により97年2月の全日本室内テニス選手権(単複優勝)を最後に、惜しまれつつ引退。現在は、ブリヂストンスポーツのイベントを中心にテニスの普及に力を入れている。また、スポーツ解説やタレントとしても活躍し、愛犬家としても有名。
※この記事は2005年3月に取材したものです。プロフィール等は取材時点のものですので、ご了承ください。

神尾米さんの学生時代・・・

テニスを通して出会えた、かけがえのない人たちがいた

神尾米さん写真 母が毎日のように通っていたのがテニスクラブでした。母の練習が終わるのを待って遊んでいた時間が、テニスに興味を持つきっかけだったんでしょうね。私がテニスクラブに通い始めたのは小学校6年の時で、その時のコーチが何より厳しかったのは礼儀や挨拶でしたね。「テニスが強くなればいいだけじゃなく、挨拶や礼儀をきちっとやりなさい」とよくおっしゃっていました。このコーチとの出会いが私のテニスに、そして人生に大きな影響を与えてくれたことは確かです。
中学校の時は、テニスクラブが忙しく、学校のクラブ活動やイベントにも参加できなかったので寂しい思いをしました。その後進学した、東海大学付属相模高校には、テニスで入学したので勉強の方はいまひとつ。でも、当時の先生が「勉強ができなくても、テニスを頑張っているキミは大好きです」と言ってもらったときは嬉しかったですね。それに、高校ではインターハイ出場のためにテニス部には所属していましたがメインはテニスクラブでした。なのに、先輩や友だちがすごく応援してくれました。「友だちって、こんなに嬉しいモノなのか」と痛感しましたね(笑)。高校時代、一番楽しかった思い出は1年のインターハイで北海道に行ったときのこと。それまで修学旅行やイベントにも参加したことがなかったので、友だちとの初めての旅は最高の思い出になりました。もちろん、高校時代の友だちとは今でも仲良しです。

家族、そしてコーチに支えられたテニス人生

神尾米さん写真高校を卒業後の進路についてはいろいろと悩みましたが、やはり世界で自分の力を試したかったこともあって、プロの道を選びました。国内の大会はもちろん、世界4大大会いろいろな大会に出場して数々の思い出があります。その現役時代にいつも側にいてサポートしてくれたのが伊良子妙子コーチです。小学生に時に出会い厳しかったコーチが、私の人生のかけがえのない師となりました。まさに二人三脚のテニス人生だったと言えるでしょうね。
でも、プロの世界はそう甘くない。なかなか勝てなくて、結果が出せない時代が続きました。プレッシャーもありました。また、友だちはキャンパスライフを謳歌しているんだって思うと、羨ましかったりして。ちょうどプロになって2年目ぐらいだったかな、頑張り時を見失ったみたいで「プロを辞めたい」と悩んだりもしましたね。家族にそれとなくグチをこぼしたことも。そんな時、兄が「隣の芝生は青く見えるんだ!でも、今おまえがやっていることは、みんながマネできることじゃない。それに、好きなことを仕事にできるなんて素敵なことじゃないか。楽しんで負けてみるのもいい」という手紙にくれました。何だか急に霧が晴れたみたいに明るくなって、道が見えてきたんです。「そうだ、好きなことを楽しんでやればいいんだ!」と。その頃から、本当にテニスを楽しめるようになりました。違う道を歩いていても家族が、見守っていてくれて、応援してくれる。私は、そんな家族や、いつも叱咤激励してくれるコーチに支えられて素晴らしい現役時代を送れたと思いますね。

神尾米さんからのワンポイントアドバイス

自分にあった基礎作りを

私がコーチに厳しく教わったのはやはり基礎づくりです。これは、テニスに限ったことではないと思いますが、どんなスポーツにも基礎や基本は重要だと思います。基本をおろそかにすると、身体にも負担をかけてケガのもとになったり、レベルアップの妨げにもなりますので、しっかりと基礎を作ってください。
【フォームづくり】
いくら打ち合いや強打ができても、土台がしっかりしていなければ身体に負担をかけます。無理をしないプレー、試合で崩れないためにも基礎のフォームは重要です。まず、同じところに何度も打つつもりで正しい(自分に無理のない)フォームを身につけてください。この時、相手と打ち合うのは二の次です。打ち合うということは、どうしても走ったりして身体の位置が動くのでフォームを作りにくくなります。先ずはフォームを身につけてからラリーや試合をしましょう。また、自分とボールとの距離を覚えるためにも、自分で落としたボールを打つことは、大切な練習だと思います。
【正しいグリップ】
グリップにもそれぞれの握り方がありますが、手首やひじ、肩に負担をかけないような無理のない握り方をマスターしてください。グリップやフォームといった基礎は、一度身についてしまうと直すのに時間がかかります。最初が肝心です。
【体力づくり】
テニスはコートを走ってボールを打ち合うスポーツです。特に脚や下半身の運動量はハードになります。そのためにも基礎体力を身に付けるようにしましょう。走ることは基本中の基本ですが、時間があれば水泳などもいいでしょう。心肺機能を鍛えることにもなります。
【ボールとの距離をおぼえる】
ボールに慣れるという部分でも、ボールと自分との距離を感覚で身につけることが大切です。ラリーではなく、相手にボールを投げてもらいながら打つ。次は動きながら打つといったように段階を追って練習してください。そして徐々にコート全てを使って距離感や打つときの力加減なども意識しながら進めていきましょう。
【ボレー&ボレー】
特にネットをはさんだ近い距離でのボレー&ボレーは、手首と反射神経を鍛えることができます。そして動きにリズムをつけるためにも脚を細かく動かしてみましょう。音楽をかけながら練習するのもいいと思いますよ。
【サーブのポイントはトス】
試合で勝つためにもサーブは重要です。サーブが入らなければリズムにものれませんからね。特にサーブの練習で重要なのがトスです。ボールを卵だと思って、ていねいに高い位置で離してください。そして、練習の時から緊張感を持ってサーブ練習をしてください。
【アフターケアよりも準備運動を】
運動後のアフターケアとしてストレッチは欠かせませんが、何よりプレー前の準備運動を充分にしてください。ストレッチやランニングなどで筋肉を温めて動きやすくしてやることは大切です。ケガや故障の予防になります。また、サーブやスマッシュなど肩より上で打つことも多いので、肩を動かすストレッチも大切です。
以上のポイントを踏まえた上で、基礎、ラリー、試合といった段階を踏んだ練習が有効だと思います。
神尾米さん写真
神尾米さん写真

神尾米さんからみんなへのメッセージ

自分が一生懸命になれる、努力できるベストなモノを見つけてください。

私は中学・高校時代、テニスが生活のほとんどだったので、周りの学生が普通に楽しんでいる遊びはできなかった。それによって友だちができにくかったり、羨んだり、淋しい思いをしたこともあります。でも、何よりテニスが好きだったし強くなりたかった。だからプロの世界にも挑戦することができたんだと思います。テニスやスポーツに限らず、人より抜きに出たければ、何かを犠牲にしなければいけない時期もあるんじゃないでしょうか。アレもコレもと全てを望むのは難しいことです。我慢しなければいけないことだってあるし、努力しなければ手に入らないモノだってあります。私はテニスが好きで、練習すること、努力することで結果が出せました。そして自分が強くなったと実感しています。みなさんも、自分自身が一生懸命になれる、努力できるベストなモノを見つけてください。
現在、私は全国を廻って一人でも多くの人にテニスの楽しさを伝えたいと頑張っています。そして、自分がそうだったように、テニスを通して礼儀やマナー、そして心を学んでほしいと思っています。
神尾米さん写真
※この記事は2005年3月に取材したものです。プロフィール等は取材時点のものですので、ご了承ください。
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