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有名人スポーツワンポイント講座
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野村忠宏選手写真
野村 忠宏選手
柔道 オリンピック金メダリスト
1974年12月10日、奈良県生まれ。祖父は柔道道場「豊徳館」館長、父は天理高校柔道部元監督、叔父はミュンヘンオリンピック軽中量級金メダリスト、という柔道一家に育つ。 天理大学、奈良教育大学大学院を経てミキハウスへ。アトランタオリンピック、シドニーオリンピックで2連覇を達成。その後、アメリカへ留学。2年のブランクを経てアテネ五輪代表権を獲得し、04年夏アテネオリンピックで前人未到の三連覇を達成する。 2006年1月、現役続行を宣言し、4連覇に向け本格始動。3月チェコ国際大会で復帰戦を優勝で飾った。2007年9月世界選手権代表に決定。2008年北京オリンピックの代表の座は逃したが、不屈のチャレンジスピリッツで、自分自身のスタイルの柔道を極めようとしている。

※この記事は2008年9月に取材したものです。プロフィール等は取材時点のものですので、ご了承ください。

野村忠宏選手の学生時代は・・・
自分に対する期待を糧に頑張ってきた
野村忠宏選手写真  祖父の代から続く柔道家の家に生まれましたから、幼い頃から柔道が身近にありました。柔道は3歳から始めました。兄が強くて、祖父や父からかなり期待されていたようですが、僕はあまり期待されていなくて、いつも“無理しなくていいよ”と言われ続けていました。天理中学校に入った頃も、柔道一家野村家の血を受け継いでいる割には強くない。女の子にも投げられていたぐらいです。高校からは、親元を離れて、寮生活を始めました。ここでも、あまり活躍の場がなくて。それでも自分の柔道を掴もうと練習を続けました。
 弱かったので、やめるきっかけもいっぱいあったと思いますが、自分に対する期待を糧に稽古をしていきました。しかし、なかなか自分の柔道がつかめず、もがいていました。その時期があったからこそ、背負い投げという得意技に出会えたのだと思います。それからは、インターハイやほかの選手権などでも活躍できるようになってきました。  一つ得意技ができると、応用と言うか技が広がり、柔道の奥深さが見えてきました。そうすると、だんだん勝てるようになってきて、柔道の面白さに目覚めていきました。
柔道の面白さは…
柔道の醍醐味は、なんと言っても“技”
 柔道の面白さは、なんと言っても多彩な技。その技が決まって1本で勝つ。その爽快感は何とも言えません。しかし、技を決めるのには、いろいろな葛藤があって、相手の隙を見つけて、タイミングよくかけないといけません。それは、一朝一夕に身に付くものではありません。僕自身、15年ぐらいかかったように思います。しかし、その技との出会いも個人差があります。
 最近、北京オリンピックを観戦に行ったのですが、とても悔しい思いをしました。それは、自分自身がケガのため思うように試合ができず、そのオリンピックというステージに立てなかったこともありますが、組まないで負けている試合が多く、残念に思いました。実際、1本勝ちをしている選手は、練習のときに、組む練習をしっかりしていたように思います。組み手が試合の優劣をつけるといっても過言ではないと思います。
 自分自身の柔道のスタイルは、1本勝ちだと思っています。それぞれ柔道のスタイルはあると思いますが、僕はこの一本勝ちにこだわっていきたいと思っています。
 柔道をするのであれば、礼にもこだわってほしいですね。柔道は礼に始まり礼に終わります。その精神である礼儀を、柔道という武道を通じて学んでほしいですね。僕のように幼い頃から始めるものもいるし、中学や高校から始める人もいると思いますが、いつから始めても遅くないし、自分自身の柔道のスタイルを追求していけば、差はないと思います。
野村忠宏選手からワンポイントアドバイス
柔道の稽古に近道なし。諦めないこと!
野村忠宏選手写真  柔道は、様々な階級があるように、ひとそれぞれスタイルが違います。また、目標としているところも違います。自分がどのようになりたいのか、しっかり目標を立てて、基礎練習をきっちりこなしていってほしいですね。それが、遠いようで上達への一番の近道だと思います。すぐに結果は出ません。毎日の積み重ねです。そして、精神的にもタフであってほしいですね。
 それと、保護者の方や指導者の方にお願いしたいのは、すぐに諦めるようなことはさせないでほしいということ。小さな頃は、楽しんでそのスポーツに取り組めるように長い目で見てあげてほしいですね。僕自身、小さい頃から楽しんで柔道に取り組んできましたが、自分の柔道のスタイル、つまり“野村忠宏の柔道”に出会うまで15年ほどかかっています。

(1)自分の身体の特徴にあわせて、稽古を行う・・・高校では、クラブや指導者の組んでくれたメニューをきっちりとこなしましょう。
(2)とにかく稽古。身体にしみ込むまで、真摯に取り組む・・・組み手の数が勝負を分けます。集中力、瞬発力、基礎力、すべて稽古で培われます。
(3)一つ得意技をつくる・・・そうすれば、応用の技ができるようになり、勝ちのパターンがつかめます。
(4)諦めないこと・・・幼い頃から柔道をしているのに、たくさん稽古を積んでいるのに、などというマイナス志向ではだめです。とにかく長い目で見て、基礎をきっちりしていれば、必ず自分の柔道に出会えます。それと、勝つことへのこだわりです。少しでも諦めてしまうと、なぜか崩れてしまいます。
(5)経験を積むこと・・・試合は、技だけでなく、さまざまなことを教えてくれます。もちろん、勝ち負けを着けるものなのですが、専門的に柔道と取り組もうと思うのでしたら、やはり様々な影響を与えてくれる指導者に出会うことが大事です。

野村忠宏選手からみんなへのメッセージ 
野村忠宏選手写真

いつもサインや色紙には、“執念”と書きます。執念というとあまりいいイメージがないかもしれませんが、柔道家として何よりも勝負にこだわります。その思いに一番近い言葉として書かせていただいています。どうしても勝ちたいと思うから、つらい稽古にも、精神的なストレスにも打ち勝つことができるのです。自分の思い通りの試合運びができて、自分自身の得意技で一本勝ちしたときの爽快感は、何ものにも代え難いです。とにかく、勝負に勝つ。そのためには自分自身に打ち勝ってこそ。目的があるなら、諦めず、粘り強く執念を燃やしてください。

目的達成への近道って、結局、日々を大切に送ることです。これは、勉強でも、スポーツでも、柔道でも同じだと思います。

僕自身、自分自身の柔道を極めていくために、ケガや年齢などの壁を克服しながら、まだまだ勝負にこだわっていきたいと思います。

※この記事は2008年9月に取材したものです。プロフィール等は取材時点のものですので、ご了承ください。

平岡 拓晃選手
平岡 拓晃選手(柔道選手)
自分のルールを作って頑張ってみるのもいい
松本 薫選手
松本 薫選手(柔道選手)
自分の中で目標をしっかりと持つこと
上野 順恵選手
上野 順恵選手(柔道選手)
自分の得意技を、見つけてください
井上 康生さん
井上 康生さん(元柔道家 シドニーオリンピック金メダリスト)
今の自分がいるのは、周りの支えがあってこそ
谷本 歩実選手
谷本 歩実選手(柔道家 北京オリンピック金メダリスト)
五感や喜怒哀楽を極めていって欲しい
吉田 秀彦さん
吉田 秀彦さん(柔道家 バルセロナオリンピック金メダリスト)
何かに打ち込むことが、人生のプラスになる
瀧本 誠選手
瀧本 誠選手(柔道家 シドニーオリンピック金メダリスト)
夢中になれるものが、ひとつあればいい
古賀 稔彦さん
古賀 稔彦さん(柔道家 バルセロナオリンピック金メダリスト)
僕にとって柔道は、自分の成長を感じることができるもの。
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