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来年、2020年は僕にとっても特別な思いがあります。北京から始まりロンドン、リオを経て遂に東京にオリンピックが来ます。そして僕も4度目の出場となります。2016年のリオ以降はメダルを取れたこともあり、たくさんの人たちがカヌーという競技を知り、興味を持ってくださいました。また応援もたくさんもらいました。そして東京の葛西に日本初の人工コースもできました。それだけに東京オリンピックには強い思い入れがあり、僕にとっては人生と競技の集大成だと思っています。 スポーツに全身全霊で打ち込める時期って、実は限られていると思います。僕は10歳でカヌーを始めましたが、一番頑張って練習していたのは高校時代でした。どう考えてもオーバーワークだったと思いますが、この時に精神的なタフさやハングリー精神といったものが培われたとも思えます。あの3年間があったから、スロバキアでも挑戦しつづけて来られたと思います。高校生の皆さんにとっても今が何かに全身全霊で打ち込めるチャンスです。何にチャレンジするか、目標もそれぞれですが、全力で向かっていくことで得るものはあります。だから変な妥協なんかせずに、やりきってください。
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※プロフィール等は2019年10月時点のものです。