アメリカンフットボールを始めたのは関西大倉高校入学後。僕は痩せていたので身体作りの筋肉トレーニングが必要でした。ところが、試合中に靱帯を切るという大ケガをしたんです。「アメフトのような激しいスポーツは出来ないんじゃないか。プレーヤーとしては無理かも…」と真剣に考えた。そのうえ入院中にとてもショックな出来事もありました。でも、それがきっかけで、ケガで諦めかけている自分がすごく小さく思えてきて、プレーヤーとしてもう一度チャレンジする勇気がわいてきた。リハビリも含め長い一年でしたが、僕にとっては貴重な時間。この時「アメリカンフットボール選手として有名になりたい」という確かな夢が見えてきました。そして大学時代、オクラホマ大学への合宿で初めてアメリカのフットボールを経験したことで、「やるからには最高のレベルを目指したい!アメリカでプレーしたい!」と強く思うようになりました。大学4年生の時に日本代表に選ばれ、2003年のW杯ドイツ大会に出場することができたときは嬉しかったですね。夢のハードルをひとつずつクリアしていくようで。 |