【特集】近賀ゆかり選手からの高校生へのメッセージ | 日本の学校

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アスリートからの熱いメッセージ

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近賀 ゆかり選手 プロフィール

近賀 ゆかり選手

サッカー選手 オルカ鴨川FC所属

PROFILE

1984年5月2日生まれ。横浜市出身。小学校3年生~6年生まで小学校のサッカークラブに在籍。中学校入学時に知人の紹介で横須賀シーガルズFCに加入。同クラブで全国大会優勝2回、3位1回に貢献する。中学卒業後は、湘南学院高等学校女子サッカー部でプレーし、高校選手権準優勝2回を果たす。15歳でU-18女子代表に選出されると、高校3年時にはAFC U-19女子選手権で優勝、FIFA U-19女子世界選手権に出場(ベスト8)。同年12月に初めて日本女子代表候補に選出された。2003年、日テレ・ベレーザに入団。入団初年度には22試合中20試合に出場、6得点を記録し新人賞を獲得。2011年にINAC神戸レオネッサに移籍。同年に開催された第6回FIFA女子ワールドカップでは右サイドバックのポジションで全試合フル出場し、1アシストを記録、初優勝の快挙に貢献。翌2012年ロンドンオリンピック でも全試合フル出場、銀メダルを獲得した。2014年からはイギリス、オーストラリア、中国など多数の海外クラブチームで経験を積む。オーストラリアのメルボルンシティFCでは、Wリーグでクラブ4度目の全豪優勝にも貢献(2019/20シーズン)。2019年3月、チームからの熱烈なオファーを受けオルカ鴨川FCへ移籍。着実に積み上げてきたキャリアでチームを支え、チーム念願の二部優勝を目指す。

近賀 ゆかり選手の学生時代は・・・

気づけばハマっていたサッカー漬けの日々

近賀 ゆかり選手写真
 小学生のとき、遊びの延長線上には常にサッカーがありました。当時はいつも男の子と遊んでいたので「サッカーで遊ぶこと」が私にとってはごく普通の日常だったんです。そんな環境や友達の影響もあり、小学校3年生のときに学校のクラブチームに入部しました。
 中学校でもサッカーを続けるつもりだった私にある壁が立ちはだかります。当時は近くに女子サッカー部がある中学校もなく、進学した中学のサッカー部ももちろん男子チームのみ。顧問の先生は入部を許可してくれましたが、女子は試合に出ることができませんでした。「やっぱり試合に出たい!」という思いが強くなっていたとき、知り合いの方から横須賀市で活動する全国トップクラスの女子サッカーチームを紹介していただいたんです。中学入学当時は「女子サッカー」の存在も知らなかった私は、迷うことなくチームに加入。これが大きな転機となったと思います。これまで、人数もギリギリの小さなチームでしかプレーをしたことがなかったのが、一気に全国大会レベルのプレーを体感することとなり、とても刺激的な日々でした。全国大会優勝も経験できたこのチームとの出会いは、自身のサッカー人生を開く大きなキーポイントになったと感じています。
 高校は、全国大会の優勝経験もある湘南学院高等学校に進学。横須賀のチームでプレーし続けることもできましたが、「部活に所属する高校サッカーは、高校時代にしかできないものだ」と感じ、高校でサッカー部に入ることを選びました。部活では、クラブチームとは異なり、サッカー経験が浅い人たちもいたので、そうした仲間をサポートするためのプレーを考えたり、レベルアップのために一緒に切磋琢磨できたこと。また、部活ならではの上下関係や連帯責任という考えを通して、先輩や同学年の仲間とのよりよい関係性の築き方を学べたこと。今思い返しても、部活での経験は大切なものばかりです。朝から晩までサッカー漬けの毎日でしたが、この選択をして本当によかったと感じています。

なでしこリーグ、日本代表、そして海外へ・・・

常に進化し続けるサッカーへの思い

近賀 ゆかり選手写真
 高校生のとき、18歳以下の日本代表に選ばれ、女子サッカーのトップリーグであるなでしこリーグの選手と一緒にプレーする機会が何度もありました。日本のトップで活躍する選手とのプレーに刺激を受け、「日本のトップリーグでプレーしてみたい!」と強く感じ、大学進学後は、なでしこリーグの日テレ・ベレーザに所属。卒業後も、日テレの関連会社などで働きながら同チームでプレーをし続けました。2011年に移籍したINAC神戸では、ようやくサッカー中心の生活がスタート。サッカーで生きていける幸せを感じずにはいられませんでした。
 同じく2011年は、ドイツで開催されたFIFAワールドカップに日本代表として出場し、優勝できた年でもあります。2008年の北京オリンピックでは4位という結果に終わり、メダルへの大きな壁を直に感じただけに、優勝した瞬間はとにかく「信じられない」という気持ちでいっぱいでした。実感がわいたのは、帰国したとき。空港でたくさんの人が出迎えてくれたり、テレビ出演があったりと、環境が一変したことで少しずつ世界一になれたことを自覚できるようになりました。私たちは女子サッカーをメジャーなスポーツにしていくためにも、日本代表として結果を出さなければいけない、という気持ちで常にプレーをしていたので、今までにないほどの盛り上がりを肌で感じたときは、やはりとても嬉しかったです。
 また、2014年以降は、イギリスやオーストラリア、中国のクラブチームでプレーすることができました。海外での経験はサッカーに対する考え方やプレーにも大きな影響を与えてくれたと思っています。例えば、日本の選手はレベルも高く器用な選手が多くいますが、海外ではあまり上手でなくても試合で活躍したり、点を決めたりする選手がいます。こうした選手と一緒にプレーする中で、技術的な上手さだけではなく、自分の特徴や強みをしっかりと持っているということも、サッカーではとても大切なのだと気づくことができました。自分の中での「よいサッカー像」が、海外でプレーしたことでアップグレードされたと感じています。

近賀 ゆかり選手からのワンポイントアドバイス

創意工夫をこらして、楽しみながらできるトレーニングを

近賀 ゆかり選手写真
日本代表でも普段の自分のチームでも、私のプレースタイルには大きな変化はありません。試合に出られるということは、自分のプレーを認めてもらっているということ。だからこそ、いつも通りのプレーをすることが、何よりも大切だと考えています。自分らしいプレーを支えるのは、日々のトレーニング。今回は私が高校時代に取り組んでいたトレーニングの中でも、特に印象に残っているものを3つご紹介します。

(1)校内ダッシュ…雨でグラウンドが使用できないときに行っていました。2階から5階をぐるぐると回ります。階段の上り下りもありますから、このトレーニングでかなり体力がついたと思います。
(2)サッカーボール以外での練習…テニスボールなどでリフティングやパス、キックなどを行うトレーニング方法です。このトレーニングの目的は、「ボールの芯」を捉えること。テニスボールだとサイズが小さい分、芯を蹴らないとボールが上手く返すことができません。小さなボールであるほど芯を捉えることも難しくなるので、感覚が研ぎ澄まされ、ボールコントロール力などが鍛えられます。部活では、フットサルのボールや柔らかいボールを使用していた人もいましたから、様々なボールで取り組んでみてください。
(3)1対1…例えば、ミニコーンで作った小さなゴールにシュートできた方が勝ち、ゴールではなくパスができたら勝ち、相手を抜いたら勝ち、止めたら勝ち、というように、使えるスペースの大きさや自分が鍛えたいスキルに応じて、臨機応変にルールを変更していました。個人の攻撃力、守備力アップにもつながりますから、とてもよいトレーニング方法だったと思います。

それから、「誰かのために」という気持ちが、時に自分を大きく成長させます。「自分のミスをカバーしてもらった分、私もカバーしたい」「チームのためにプレーをしたい」という気持ちは、自分の可能性を広げ、想像以上の力を発揮させてくれると、私は実感しているからです。こうしたチームスポーツならではの楽しさも、サッカーの大きな魅力ではないでしょうか。

近賀 ゆかり選手からみんなへメッセージ

落ち込んだら、上るだけ。前に進むことを諦めないで

近賀 ゆかり選手写真
 今年はインターハイの中止が決定し、目標を急になくしてやるせない気持ちになっている人も多いかもしれません。私も、29歳のとき夢だった海外でのプレーが叶いかけた矢先に、膝の怪我でそのチャンスを失ったことがあるので、長年の夢が目の前から一瞬で消えてしまうむなしさ、悔しさはよくわかります。
 かといって、起こってしまったことは変えられません。ならば、与えられた試練に対して自分はどのように進んでいけるのか考えてみませんか? その方が、立ち止まって、落ち込んでいるよりもずっと楽しいはずです。学校や部活が休みとなっている地域も多い今は、勉強やスポーツだけに限らず、自分の好きなこと、得意なこと、そして苦手なこともじっくりと模索できる、とてもよい時期だと思います。自分をもっと知って、前進していってください。
私の今年の目標はリーグ優勝です。しかし、リーグや試合がいつ始まるのかわからず、チームでの練習もできていないのが現状です(2020年5月時点)。だからこそ、今、自分ができることにしっかりと取り組み、リーグが再開したときに自分らしいプレーを発揮できるよう、準備を進めています。この状況に決して悲観せず、一緒に乗り越えましょう!

※プロフィール等は2020年4月時点のものです。

西岡 良仁選手
西岡 良仁選手(テニス選手)
苦しんだり悩んだ経験は、その後の人生に必ず生きてくる
土居 美咲選手

2020年1月

駿台甲英高等学校 出身
土居 美咲選手(テニス選手)
興味を持てば持つほど、未来の選択肢はきっと広がる
奈良 くるみ選手
奈良 くるみ選手(テニス選手)
どんなに苦しいときも、前向きにチャレンジしていきたい
杉山 愛さん

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自分探しできるツール、それがテニスだった
神尾 米さん
神尾 米さん(元プロテニスプレーヤー)
テニスを通して出会えた、かけがえのない人たちがいた

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一