入江 陵介選手
水泳選手 イトマン東進所属
【ロンドンオリンピック】
男子200m背泳ぎ銀メダリスト
男子100m背泳ぎ銅メダリスト
男子400mメドレーリレー銀メダリスト
入江 陵介選手
水泳選手 イトマン東進所属【ロンドンオリンピック】
男子200m背泳ぎ銀メダリスト
男子100m背泳ぎ銅メダリスト
男子400mメドレーリレー銀メダリスト
PROFILE
1990年1月24日生まれ。大阪府出身。4歳からスイミングスクールに通い始め、小学校2年生から兄も通っていたイトマンスイミングスクール玉出校に通い始める。中学に進んでからは種目を背泳ぎ一本に絞り、中学3年生で100mと200mの背泳ぎ2種目で当時の中学記録を樹立。近畿大学附属高等学校に進学後も1年生で高校総体200m優勝、2年生で日本選手権において200m背泳ぎの高校新記録(当時)を樹立し優勝した。また同年のアジア大会でも高校新記録で優勝を飾るなど、高校時代も数々の大会で記録を塗り替え優勝を重ねる。2008年近畿大学法学部に入学。同年の北京オリンピックには日本代表として出場、男子200m背泳ぎで5位入賞。その後も国内外の大会に多数出場し日本新記録を更新し続ける活躍を見せる。2012年近畿大学を卒業後、株式会社ナガセに入社。そして迎えたロンドンオリンピックでは、男子100m背泳ぎで銅メダル、男子200m背泳ぎで銀メダル、男子400mメドレーリレーで銀メダルを獲得する素晴らしい成績を残した。入江 陵介選手の学生時代は・・・
水泳を通してつながりを持てたことが大きな財産
高校進学は当初、普通の高校を受験するつもりでいましたが「将来は水泳でやっていきたい」という気持ちが強くなり、近畿大学附属高等学校に入学を決め、競技者としての道がはっきり見えてきたと思います。中学・高校時代も練習はイトマンスイミングスクールでやっていたので、学校ではごく普通の学生生活を送れたと思います。ただ、もしスポーツをやっていなければ大会などで地方に行ったりすることもなく、全国各地に友達ができることも無かったと思います。いろんな所で、いろんな人と出会い、スポーツを通してつながりが持てたことは大きな財産になっていると思います。
そして高校2年生の時、初めて日本代表に選ばれました。中学生の頃まではオリンピックに行けるとは思っていませんでした。いろんな大会に出場して記録が出せるようになり自分のレベルが上がってきたことで、徐々に世界への道が見えてきたという感じでした。
競技者として世界へ、そしてオリンピックへ・・・
ロンドンではメダルを取る、その揺るぎない気持ち
そして今年7月の二度目となるロンドンオリンピックでは、代表に選ばれた時も喜び以上に結果を出しメダルを取るんだという揺るぎない気持ちが強かったです。これまで毎年、一つずつ大会をこなし結果を積み重ねてきたという思いがありましたので、冷静に試合に挑むことができたと思います。その結果が3つのメダルでした。
またオリンピックは、水泳以外の様々な競技の選手とふれあえる場でもあります。もちろんトップレベルの選手の皆さんばかりで、それだけに競技に対する意識を高めてくれる大会でもあります。そういったあらゆる環境や雰囲気、スケールの大きさもオリンピックならではだと思います。今回のロンドンオリンピックで結果を出せたことは、4年後のリオデジャネイロにも、しっかりとつなげていきたいと思っています。
入江 陵介選手からのワンポイントアドバイス
毎日の積み重ねが結果につながる
(1)ストレッチ・・・水に入る前に軽く筋肉に刺激を与えるような運動はしていました。腹筋や背筋もそうです。ウォーミングアップをすることで、体を温めて筋肉痛や怪我の予防にもつながると思います。
(2)水中での練習・・・やはり水泳は水中での練習が大切です。僕も中学までは背泳ぎ以外の種目を泳いでいました。背泳ぎにしぼってからも泳ぐ練習に変わりはありませんが、例えば50mを何本という具合に、本数を決めて練習量を増やしていきました。また、泳ぐ時のフォームに関しては、やはり子供の頃から指導を受けてきた結果だと思います。なので基本の練習という部分では、フォームにも気をつけて泳ぐというのは大事なことだと思います。
練習内容については個人差があると思うので、これが一番とはいえませんが、共通して大事なことはやはり毎日の積み重ねだと思います。基本のストレッチと泳ぎの組み合わせを積み重ねることが一番の上達方法だと思います。僕もほぼ毎日2~2.5時間練習しています。筋肉トレーニングについては年齢によっても違うと思うので、指導者の方のアドバイスに従って行うようにしましょう。それと、これは僕の意見ですが、練習に励むのも大事ですが学生の間は、のびのびと練習できることも大切だと思います。時間と練習内容を決めて集中する、それ以外の時は学生生活をきっちりと楽しむといった切り替えもいいと思います。上手にバランスをとって練習するようにしてください。
※プロフィール等は2012年9月時点のものです。
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