PROFILE
1982年5月14日、福岡県生まれ。3歳から水泳をはじめ、小学校で徳島に転校後は「OKスイミングスクール育成コース」に入会。中学、そして徳島穴吹高校時代は学校の水泳部とスイミングクラブで練習の毎日が続く。高校卒業後は株式会社デサントのチームアリーナに所属し、現在は鹿児島県の鹿屋体育大学大学院に通う。2004年には、アテネオリンピック800m自由形で自己新記録を出し、女子自由形日本人初の金メダルを獲得。その後、2005年日本選手権をはじめミッションビエホ国際大会でも優勝、世界選手権では400mで日本新記録を更新。現在、日本女子水泳界の期待の星として活躍中。柴田 亜衣選手の学生時代は・・・
「あわてず、あせらず、あきらめず」
自分を高めていく努力や考えることの大切さを教わりました。
金メダルが新たな闘志につながりました
柴田 亜衣選手からのワンポイントアドバイス
意識を持ちながら泳ぐことが、上達への近道!
大事なポイントは
【自分にあった腕や足に使い方をよく考える】
私の場合は長距離なので2ビート(左右それぞれ1回のキックを1ストローク中に打つこと)ですが、初心者の人には難しいのでしっかりと足を使う4ビートや6ビート(1ストローク中に4、6回キックを打つ)でしっかりと足を使うことをマスターしましょう。また、同時に腕を大きく動かす練習と手を水に入れるタイミングや角度も考えてみてください。そして水をしっかりつかんでかくことも大切です。
【スピードよりも、まずは正しいフォームを身につける】
自分の身体や、泳ぎ方にあった正しいフォームを身につけることは、スピードアップや距離を伸ばすことにもつながります。正しいフォームは水の中での無駄な動きを抑え、バランスの良い泳ぎができるようになります。
【過度なウエイトトレーニングはマイナス】
私は長距離選手なので、短距離選手に比べて瞬発的な筋肉がそれほど必要ではないのでウエイトトレーニングも軽めのメニューでしています。腹筋や腕立てふせ、背筋などもほとんどが補強のためです。ただ、中学・高校生ぐらいの時期は(特に男子)、まだ身体が成長期なのであまり筋肉をつけてしまうと身長などが伸びにくくなるというマイナスもあります。また、タイムを伸ばす上でも筋肉がつきすぎると伸び悩みになることも。ウエイトトレーニングは、大学生になってからの練習でも大丈夫だと思いますよ。
【どんな練習も、信じてやることが大事】
いくら激しい練習を続けても、完璧なメニューをこなしても、ただがむしゃらにやるだけではもったいないもの。「自分は強くなるんだ、速くなるんだ」と信じてやることが大事だと思いますね。特にコーチや先輩などのアドバイスはよく聞いて、自分自身で考え理解しながら自分のモノにしてください。それが、意識を持つことです
※この記事は2005年9月に取材したものです。プロフィール等は取材時点のものですので、ご了承ください。
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