岡本 和真選手
プロ野球選手 読売ジャイアンツ所属
岡本 和真選手
プロ野球選手 読売ジャイアンツ所属PROFILE
1996年6月30日生まれ。奈良県五條市出身。五條市立北宇智小学校1年生から軟式野球チームに入り、投手としては3年生で最速100km/hを記録した。野手としても4年生からは4番を打ち、将来は甲子園出場を目指していた。五條中学校進学後は「橿原磯城リトルシニア」に入り、2010年の全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップではベスト4に進出、2011年にはシニアリーグ日本代表の4番として全米選手権に出場し優勝に貢献した。智辯学園高校に進学後は、1年からベンチ入りし4番となる。そして3年次には目標だった甲子園に春・夏と出場。また18Uアジア野球選手権大会にも日本代表として出場し、4番打者として活躍し準優勝に貢献した。2014年のプロ野球ドラフト会議で、読売ジャイアンツから指名を受け入団契約を結んだ。2015年のスタートは二軍で迎えたが、代打として公式戦デビューは2015年8月28日、9月5日の横浜DeNAベイスターズ戦では代打ながら公式戦初安打、初打点、初本塁打を記録した。公式戦のスタメン初出場は2016年5月だが、7月のフレッシュオールスターゲームやファーム日本選手権ではMVPに選ばれている。2018年からはレギュラーに定着、また4番打者としてもシーズン本塁打数30本の大台に乗せるなどの活躍を見せ、22歳で打率.309・33本塁打・100打点というプロ野球史上最年少記録を樹立した。岡本 和真選手の学生時代は・・・
野球少年の夢は、智辯学園に入り、天理高校に勝って甲子園出場
智辯学園時代は厳しい練習の毎日でしたが、高校3年生の時、目標だった甲子園に春と夏の2回出場することができ、一つ夢に近づいた気がしていました。また高校3年生の時には18Uアジア大会の日本代表にも選んでいただき、準優勝という貴重な経験もさせてもらいました。そして、次の目標もはっきりと見えてきました。
ドラフトで憧れのプロ野球の世界へ・・・
俺はできるんだと信じて、コツコツ積み重ねていくしかなかった
プロの世界に入って最初に感じたことは、プロは練習もキツいということです(笑)。テレビでいつも見ていたスター選手の方々さえも、すごい練習をこなし努力されているんだと改めて知りました。また試合や練習を離れると、新人の僕にも気軽に声をかけてくださって人間力の大きさにも感動していました。
でも入団してからは故障で試合から遠のくことが多く、なかなか一軍で活躍することができない時期が続きました。そんな中でも「俺はできるんだ」と自分を信じ、コツコツと努力を積み重ねていくしかないと思っていました。確かに不安になることもありましたが、前に進むことはやめたくなかった。プエルトリコのリーグにも参戦したしプライベートでは結婚もしました。昨年は、3年間の思いと新たな覚悟を持って挑んだシーズンでした。オフの取り組み方も変え、自主トレにも力を入れてきました。キャンプでは修正もされましたが、とにかく振ることを1年間貫き通せたと実感しています。
岡本 和真選手からのワンポイントアドバイス
練習は、自分なりの意識を持つことで上達につながる
(1)ウォーミングアップ・・・体温や心拍数、柔軟性をあげるための準備運動です。怪我予防のためにも、まずは練習に入れる体に整えるようにしていました。
(2)ランニング・・・走ることはスポーツにとって基本練習の一つで、野球では下半身を鍛える意味もあると思います。特にインターバルを挟んで行うランニングは、すごくキツかった。例えば50mを全力で走り、10mのインターバルを挟んで次の50mを走る。これを30本ほど走るのですが、インターバルを入れることで持久力をアップさせる効果が期待できます。
(3)キャッチボール・・・野球の守備練習として大事なキャッチボールです。また、ノックをうけて球を返球するなど、正確に捕球する腕の使い方やグローブの出し方、返球する際の手首や肩の使い方などを身につけます。
(4)バッティング・・・ただ打つのではなく、何処に打つのかを意識してバッティングすることが大事です。また正しいスイングやバッティングフォームも心がけて練習していました。
野球部での練習は以上のメニューがほとんどですが、夜は自宅で自主トレーニングもやっていました。僕が特に力を入れていたのはやはりバッティング練習です。中でも自分一人でできる素振りは欠かせませんでした。そしてバットを振る際には、試合をイメージして何処にどのような球を打つのかを意識していました。また素振りは、バッティングフォームを固めるためにもいい練習だと思います。大事なのは、自分なりの意識を持って練習することです。
※プロフィール等は2019年1月時点のものです。
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