【特集】松田宣浩選手からの高校生へのメッセージ | 日本の学校

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アスリートからの熱いメッセージ

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松田宣浩さん プロフィール

松田 宣浩さん

元プロ野球選手

PROFILE

1983年5月17日生まれ。滋賀県出身。中京高等学校では主に遊撃手でプレーし、高校2年生の時に甲子園出場を果たす。亜細亜大学では三塁手に転向し、大学日本代表メンバーとしても活躍。2005年の大学生・社会人ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスに入団。走攻守三拍子揃った三塁手として定着し、歴代最多となる8度のゴールデングラブ賞を受賞。侍JAPANにも4度選出され、球界を代表する三塁手となる。2023年に読売ジャイアンツに移籍後、40歳で引退。現在はプロ野球解説者として活躍中。

松田宣浩さんの学生時代は・・・

最初で最後の甲子園、野球人生を変えた悪送球

松田宣浩さん写真
 野球を始めたのは、小学2年生の時です。父親が甲子園に出場した経験があったので、双子の兄と一緒に自然と野球をやるようになりました。小学校までは水泳と野球を同じぐらいの熱量でやっていたのですが、中学からはもうずっと野球一本。父親が見つけてきてくれた硬式野球のクラブチームに入り、本格的に野球に取り組むようになりました。ちなみに兄とは小、中、高と同じチームで、ポジションはずっと兄がピッチャー、僕がショートでした。
 中学までは滋賀県で育ち、高校は岐阜県の中京高校に進みました。一番の思い出は、やっぱり2年生の夏に一度だけ甲子園に出場できたこと。でも、一回戦でショートの僕が悪送球をして、相手に決勝点を与えて負けてしまったんです。もちろん悔しかったですが、それから当時の監督に「1球の大切さ」を教えてもらったことが、その後の野球人生の基礎になっています。やっぱり良い経験だけじゃなくて、悪い経験だからこそ学べることはあるんですよ。あの夏の失敗があったから、ボールを丁寧に扱うようになり、より真剣に野球に取り組むようになりました。その結果、送球に関して自信が持てるようにもなりました。
 プロ入りを意識したのは、亜細亜大学の1年生の時です。ありがたいことに1年生で大学日本代表にも選ばれたのですが、その時の4年生のメンバーが木佐貫洋さん、村田修一さん、和田毅さんといった、いわゆる「松坂世代」の先輩たち。多くの選手が、その後プロ入りして大活躍しています。そういう人たちと一緒に野球をやるうちに、自然と自分もプロを意識するようになりました。また、1年生の時から、常に「大きい目標を持って、その目標に負けないようにやりなさい」と言ってくださっていたコーチがいて、その言葉にも影響されて、プロを目指すようになったんです。

大学野球からプロの世界へ

元気を武器に、一番の目標だった「40歳」までプレー

松田宣浩さん写真
 福岡ソフトバンクホークスに希望入団枠(ドラフト上位候補選手が希望球団に入団できる制度。2006年に廃止)で入団した理由は、それまで全く縁がなかった土地で新たに挑戦してみたかったからです。滋賀県で生まれ、高校は岐阜県、大学は東京だったので、もっと遠いところに行ってみたかった。それで、自分の中で一番遠く感じた九州に飛び込もうと思ったんです。
 18年間プロとして野球に打ち込んだ中で、一番印象に残っているのは2014年のレギュラーシーズンです。秋山幸二監督の最後のシーズンで、僕が初めて選手会長に任命された年。オリックス・バファローズと最後の最後まで首位争いを続け、とうとう10月2日の最終戦までもつれました。この試合も接戦になりましたが、延長戦で僕がサヨナラヒットを打ち、その瞬間にホークスのリーグ優勝が決定したんです。プロとして1832本のヒットを打ちましたが、僕の中ではあの10月2日のサヨナラヒットが一番の思い出です。
 翌2015年は、工藤公康監督が就任して、チームスローガンが「熱男(アツオ)」に決まりました。「笑顔で、元気に、アツく、熱く、突き進む気持ちを持った人」という意味を込めた言葉です。僕は引き続き選手会長だったので、この言葉をチームにも、ファンの皆さんにも広げたいなと思っていました。それでホームランを打ったあとに、ベンチ前で「熱男~!」と叫んでポーズを決めるパフォーマンスを始めたんです。でも、ホームラン一桁とかでそんなパフォーマンスをしていても、「なんだ」って思われてしまいますよね。そんな責任感もあり、2015年は自己最多となる35本のホームランを打つことができ、パフォーマンスとともに「熱男」という言葉がファンの間でも広まりました。その後、僕自身のキャッチフレーズとして定着していったのはありがたいことだったと思っています。ファンと一緒に作り上げたものなので、とても大切に思っていますね。
 プロ野球選手としての僕の強みは、「元気」だと思っています。プロ入りの時にあるコーチから「息の長い選手になりなさい」と言われて、僕の中に浮かんだのが「40歳」という年齢だったんです。それからは良い時も悪い時も、40歳までプレーするんだという思いでやってきました。最終年は読売ジャイアンツに迎えてもらって、40歳という目標をクリアしたことで、現役生活を気持ちよく終わることができました。

松田宣浩さんからのワンポイントアドバイス

野球の基本は、「数」をこなすことで身に付ける

松田宣浩さん写真
 高校生の皆さんにおすすめしたいのは、自分の武器を持つということ。僕でいえば、きつい練習でも楽しく乗り切れる元気が一番の武器でした。自分の長所や特技など、「自信を持てる部分」をまずは伸ばしてほしいです。全部の能力を平均値にするより、得意なことをもっと得意にすることで、どんどん自信を持つことができて、他の能力にも良い影響が出るようになりますよ。ここでは、僕が練習で大事にしていたことを3つ紹介します。

(1)素振り…バッターとしては、素振りを習慣化するのがおすすめです。ボールを打つと、打球が詰まったり、体の軸がブレたり、何かしらの結果が出ますよね。そのためボールを打つ練習ばかりしていると「結果」に囚われてしまうんですよ。その点、素振りは結果が見えないので、自分の体とだけ向き合って、理想とするスイングに集中できるんです。素振りは回数よりも、毎日、習慣的にやり続けることが大事です。重いバットを、いかに自分の体を使って振れるかを、自分でよく考えながらやりましょう。
(2)ウエイトトレーニング…打つ、守る、走るに加えて、高校生ぐらいからはウエイトトレーニングを開始して良いと思います。体が強くて基礎体力が高ければ、野球の成績も良くなると思いますよ。指導者にしっかり正しいやり方を教えてもらいながら、やってみてください。
(3)失敗をプラスに変える…打率3割のバッターでも、7割は打てていないわけです。これは打率だけではなく全部に当てはまる話だと思うんです。つまり、基本的に選手生活というのは、悪い時の方が多いということです(笑)。でも、この結果が悪い7割の時にどう過ごすかが大事。失敗したからといってもうダメだと諦めてしまえば、3割成功していたのが2割とか1割になってしまいます。失敗した時こそ「次はどうやって成功させるか」を意識して、成長につなげてほしいですね。

 今は僕らの時代と違って、練習中にもプロのプレー映像や自分たちのプレー映像を見たり、データを見たりできますよね。すごく良い時代だなと思う一方で、僕らがやっていたような「とにかく数をこなす」練習も大事だと思っています。一番基本的な、ボールを取るとかバットを振るということは、数をこなさないと身に付かないので、その両方をやると良い形で成果が上がるんじゃないかなと思います。

MESSAGE

松田宣浩さんから
みんなへメッセージ

松田宣浩さん写真

成功も失敗も人生の中で財産にしていこう

 皆さんにお伝えしたいのは、高校生って大人になるための通過点であって、人生のゴールじゃないんだということです。高校で皆さんが何をやるにせよ、それは全部、大人になるに向けての準備期間なんですよ。自分はもう大人になりましたが、やっぱり甲子園で自分の送球ミスで負けたことも含めて、高校時代の経験がその後の人生で大きな財産になっているなと思います。このミスをきっかけに、徹底的に送球を磨いたことで、プロになってからゴールデングラブ賞を8回も受賞できたんです。
 高校の3年間は本当にあっという間です。だから皆さんにも、1日1日を大切に、いろんなことにチャレンジして、いろんなことを経験してほしいなと思います。何をしても良し、だと思いますし、皆さんが選んでやることは全部正解だと思うので、しっかり自信を持って、とにかく悔いのないように、めいっぱい楽しんでくださいね!

※掲載内容は2024年9月の取材時のものです。

岡本 和真選手
岡本 和真選手(プロ野球選手)
今という時間を、後悔なく楽しんでほしい
秋山 翔吾選手
秋山 翔吾選手(プロ野球選手)
目標が見つかったら、ぶれずに挑戦し続ける!
金子 千尋選手
金子 千尋選手(プロ野球選手)
プロ野球&悔いを残したくない。だから常に全力でチャレンジしたい
五十嵐 亮太選手
五十嵐 亮太選手(プロ野球選手)
自分らしさを大切にしてほしい
井川 慶選手
井川 慶選手(プロ野球選手)
目標を持ち、一生懸命になれることは素晴らしい
T-岡田選手
T-岡田選手(プロ野球選手)
大事なのは、野球を楽しむこと
濱中 治さん
濱中 治さん(元プロ野球選手)
「感謝」ということを忘れず、前に進んで行ってほしい
新垣 渚選手
新垣 渚選手(野球選手)
目の前の問題から目をそむけず、立ち向かってほしい
桧山 進次郎選手
桧山 進次郎選手(プロ野球選手)
たくさんの経験と出会いを、大切にしてほしい
内川 聖一選手
内川 聖一選手(プロ野球選手)
一生懸命に取り組む気持ちを大事にしたい!
村田 修一選手
村田 修一選手(プロ野球選手)
好きという気持ちを、大切にして欲しい
元木 大介さん
元木 大介さん(元プロ野球選手)
チームワークが大事!ミスを悔やむな、悔いを残すな!
高橋 尚成選手
高橋 尚成選手(プロ野球選手)
小さな目標が、いつか大きな夢にたどり着く
小久保 裕紀選手
小久保 裕紀選手(プロ野球選手)
目標のためには手を抜かない、努力を怠らない
今岡 誠選手
今岡 誠選手(プロ野球選手)
いろんな経験の中から、自分自身の目的を見つけよう
三浦 大輔選手
三浦 大輔選手(プロ野球選手)
たくさんの経験から、好きな道を見つけよう!
掛布 雅之さん
掛布 雅之さん(元プロ野球選手)
あきらめずに続けた者だけが感じられる
赤星 憲広選手
赤星 憲広選手(プロ野球選手)
練習は継続してこそプラスになる!
上原 浩治選手
上原 浩治選手(プロ野球選手)
楽しめることがステップアップにつながる
矢野 輝弘選手
矢野 輝弘選手(プロ野球選手)
あきらめない限り、一歩でも半歩でも近づいていけてると思います。

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一